平成12年度福島県小学校新教育課程説明会要項-011/64page
2 目標及び内容
(1)社会科の目標
1)教科の目標
社会生活についての理解を図り、我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を育て、国際社会に生きる民主的、平和的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養う。
2)学年の目標
第3学年及び第4学年では、自分たちの住んでいる地域社会の学習を通して、第5学年では、国民生活を支える我が国の産業と国土に関する学習を通して、第6学年では、我が国の歴史と政治及び国際理解に関する学習を通して、児童に育成する理解、態度、能力に関する目標が掲げられている。
◎各学年の目標の系統
学年 理解に関する目標 態度に関する目標 能力に関する目標 第3・4学年 ○地域の産業や消費生活の様子、人々の健康な生活や安全を守るための諸活動について理解できるようにする。 ○地域社会の一員としての自覚を持つようにする。 ○地域における社会的事象を観察、調査し、地図や各種の具体的資料を効果的に活用し、調べたことを表現するとともに、地域社会の 社会的事象の特色や相互の関連などについて考える力を育てるようにする。 ○地域の地理的環境、人々の生活の変化や地域の発展に尽くした先人の働きについて理解できるようにする。 ○地域社会に対する誇りと愛情を育てるようにする。 第5学年 ○我が国の産業の様子、産業と国民生活との関連について理解できるようにする。 ○我が国の産業の発展に関心を持つようにする。 ○社会的事象を具体的に調査し、地図、統計などの各種の基礎的資料を効果的に 活用し、調べたことを表現 するとともに、社会的事象の意味について考える力を育てるようにする。 ○我が国の国土の様子につ いて理解できるようにする。 ○環境の保全の重要性につ いて関心を深めるようにす るとともに、国土に対する愛情を育てるようにする。 第6学年 ○国家・社会の発展に大きな働きをした先人の業績や優れた文化遺産について興味・関心と理解を深めるようにする。 ○我が国の歴史や伝統を大切にし、国を愛する心情を育てるようにする。 ○社会的事象を具体的に調査し、地図や年表などの各種の基礎的資料を効果的に活用し、調べたことを表現するとともに、社会的事象 の意味をより広い視野から考える力を育てるようにする。 ○日常生活における政治の働きと我が国の政治の考え方及び我が国と関係の深い生活や国際社会における我が国の役割を理解できるようにする。 ○平和を願う日本人として世界の国々の人々と共に生 きていくことが大切であることを自覚できるようにする。