平成12年度福島県小学校新教育課程説明会要項-023/64page
3 生活科の内容
(1)内容構成の考え方
1)基本的な視点
○自分と人や社会とのかかわり
○自分と自然とのかかわり
○自分自身
2)具体的な視点
○健康で安全な生活 ○身近な人々との接し方 ○公共の意識とマナー ○生活と消費 ○情報と交流 ○身近な自然との触れ合い ○時間と季節 ○遊びの工夫 ○成長への喜び ○基本的な生活習慣や生活技能
3)内容の一環としての具体的な活動や体験
具体的な活動や体験は、目標でありながら、内容であり、さらに方法でもあるという特色の理解が必要である。
(2)生活科の内容
1)学校の施設の様子及び先生など学校生活を支えている人々や友達のことが分かり、楽しく安心して遊びや生活ができるようにするとともに、通学路の様子などに関心を持ち、安全な登下校ができるようにする。
2)家庭生活を支えている家族のことや自分でできることなどについて考え、自分の役割を積極的に果たすとともに、規則正しく健康に気をつけて生活できるようにする。
3)自分たちの生活は地域の人々や様々な場所とかかわっていることが分かり、それらに親しみをもち、人々と適切に接することや安全に生活できることができるようにする。
4)公共物や公共施設はみんなのものであることやそれを支えている人々がいることなどが分かり、それらを大切にし、安全に気を付けて正しく利用することができるようにする。
5)身近な自然を観察したり、季節や地域にかかわる活動を行ったりして、四季の変化や季節によって生活の様子が変わることに気付き、自分たちの生活を工夫したり楽しくしたりできるようにする。
6)身の回りの自然を利用したり、身近にある物を使ったりなどして遊びを工夫し、みんなで遊びを楽しむことができるようにする。
7)動物を飼ったり植物を育てたりして、それらの育つ場所、変化や成長の様子に関心をもち、また、それらは生命をもっていることや成長していることに気付き、生き物への親しみをもち大切にすることができるようにする。
8)多くの人々の支えにより自分が大きくなったこと、自分でできるようになったこと、役割りが増えたことなどが分かり、これまでの生活や成長を支えてくれた人々に感謝の気持ちをもつとともに、これからの成長への願いをもって、意欲的に生活することができるようにする。
4 指導計画の作成等
(1)指導計画作成の要点
1)ゆとりのある指導計画
○具体的な活動や体験が十分にできる時間的なゆとり