平成12年度福島県小学校新教育課程説明会要項-022/64page

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  ○地域や児童の実態に応じた指導を推進するために、どの内容を、どの学年で扱うなどは、各学校が地域や児童の実態に応じて判断し、2年間を見通した特色ある指導計画を作成することが期待される。
   内容から具体的な公共施設名などを削除し、扱う対象や場を各学校が広く選択できるようにして、各学校が、地域の人々、社会、自然を生かした多様な活動や体験が一層展開できるようにした。
  ○人と直接かかわることによって、集団や社会の一員としての自分の在り方を考えたり、人と適切に接したりできるようにすることが、自立への基礎を養う上で重要であるため、学校生活や家庭生活を支えてくれる人々、近所の人々や店の人、身近な幼児、高齢者、障害のある児童生徒などと触れ合うことができるようにすることを示した。

2 生活科の目標

(1)教科目標

具体的な活動や体験を通して、自分と身近な人々、社会及び自然とのかかわりに関心をもち、自分自身や自分の生活について考えさせるとともに、その過程において生活上必要な習慣や技能を身に付けさせ、自立への基礎を養う。

 

(2)学年の目標

 1)2学年に共通する目標設定の趣旨
  ○低学年の児童には、具体的な活動を通して思考し、試行錯誤したり繰り返したりしながら身体全体で学んでいくというの発達上の特徴に配慮した。
  ○児童の生活圏を学習の対象や場にして、直接体験を重視した学習活動を展開する時、地域の生活環境の様子、生活様式や習慣、児童の生活経験の違いが活動に影響してくるため、地域や児童の実態に応じられるようにした。
  ○児童にとって身近な環境と自分とのかかわりを深めることが中心になるので、学習の対象や活動が2学年で重なりがあることを配慮した。

 2)学年の目標

(1)自分と身近な人々及び地域の様々な場所、公共物などとのかかわりに関心をもち、それらに愛着をもつことができるようにするとともに、集団や社会の一員として自分の役割や行動の仕方について考え、適切に行動できるようにする。

(2)自分と身近な動物や植物などの自然とのかかわりに関心をもち、自然を大切にしたり、自分たちの遊びや生活を工夫したりすることができるようにする。

(3)身近な人々、社会及び自然に関する活動の楽しさを味わうとともに、それらを通して気付いたことや楽しかったことなどを言葉、絵、動作、劇化などにより表現できるようにする。


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