平成12年度福島県小学校新教育課程説明会要項-031/64page

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(3)教科の目標と学年目標及び内容構成の関連

教科目標
表現及び鑑賞の活動を通して、つくりだす喜びを味わうようにするとともに造形的な創造活動の基礎的な能力を育て、豊かな情操を養う。

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学年目標 (2学年ごと)
(1)造形表現活動への関心、意欲、態度に関する目標
(2)表現の内容に対応し育成する資質や能力に関する目標
(3)鑑賞の内容に対応し育成する資質や能力に関する目標

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  内容構成(2学年ごと)
領域 項目 事項
A  表 現 (1)楽しい造形活動をする。
ア 内容に関して育成する資質や能力
イ 資質や能力を育成する材料、用具、表現方法等
(2)絵や立体に表したり、つくりたいものや工作に表したりする。 ア 内容に関して育成する資質や能力
イ 資質や能力を育成する材料、用具、表現方法等
B  鑑 貰 (1)関心をもって見る。 ア 内容に関して育成する資質や能力
イ 資質や能力を育成する材料、用具、表現方法等


(4)各領域の内容の概要

1) A 表現

ア 材料などをもとにして、楽しい造形活動をする(造形遊び)
  児童の遊びは、心と体、活動を一つにしてものにかかわる全身的なものであり、そこでは、児童の生き生きとした姿を見ることができる。それを生み出しているのは、遊びがもつ自由さである。
  この遊びがもつ教育的な意義と創造的な雰囲気に着目し、本来、児童の造形活動にある生き生きとした姿を取り戻すために、遊びがもつこのような性格(遊び性)を生かす必要がある。この児童が自己の根本にもつ遊び性を生かし、一人一人の資質や能力を十分に働かせ、造形的な創造活動の基本的な力を育てる学習活動として構成したのが、この「材料などをもとにした楽しい造形活動(造形遊び)」である。
  この内容は、児童が体全体で材料や場所などに働きかけ、扱う材料の特徴から発想し、自ら選び、判断し、試し、表現するなどの創造的な活動を通して、持てる力を十分に働かせる楽しい造形活動をすることである。したがって、この内容では、児童が体全体を働かせ、一人一人の造形感覚や創造的な技能などの造形的な創造活動の基礎的な能力を十分に働かせることをねらいにするものである。
  このような材料や場所などをもとにした楽しい造形活動によって、想像することや造形感覚を働かせること、表し方を考えるなどの資質や能力は、絵や立体に表す表現活動においても生きて働く力になるものである。

イ 感じたことや想像したことなどをもとにして、絵や立体に表したり、つくりたいものをつくったりする。
  ここでは、一人一人のよさを生かした発想やよさや美しさなどを構想し、手などを働かせ表し方を工夫するなど、創造的に表現する能力やデザインや工作の能力を高めることをねら


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