平成12年度福島県小学校新教育課程説明会要項-033/64page

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家庭科

1 改訂の趣旨及び要点

(1)改訂の趣旨

 1)衣食住やものづくりなどに関する実践的・体験的な活動を通して、家族の人間関係や家庭の機能を理解し、生活に必要な知識・技術の習得や生活を工夫し創造する能力を育成するとともに、生活をよりよくしようとする意欲と実践的な態度を育成することをより一層重視する観点から、領域構成や内容の改善を図る。
 2)男女共同参画社会の推進、少子高齢化等への対応を考慮し、家庭の在り方や家族の人間関係、子育ての意義などの内容を一層充実する。また、情報化や科学技術の進展等に対応し、生活と技術のかかわり、情報手段の活用などの内容の充実を図る。
 3)基礎的・基本的な知識・技術を確実に身に付けさせるため、実践的・体験的な学習を一層重視するとともに、環境に配慮して主体的に生活を営む能力を育てるため、自ら課題を見いだし解決を図る問題解決的な学習の充実を図る。
 4)家庭・地域社会との連携や生涯学習の視点を踏まえつつ、学校における学習と家庭や社会における実践との結び付きに留意して内容の改善を図る。

(2)改訂の要点

 1)目標
  「衣食住などに関する実践的・体験的な活動を通して、家庭生活への関心を高めるとともに日常生活に必要な基礎的な知識と技能を身に付け、家族の一員として生活を工夫しようとする実践的な態度を育てる。」
  ア 改善の視点
   (ア)衣食住などの実践的・体験的な活動を通して、実感をもって学習することを一層重視する。
   (イ)家庭生活を支えている身近な物や家族、仕事などについての関心を高め、家庭生活についての基礎的な理解を図る。
   (ウ)製作や調理など基礎的な生活技能を身に付けるとともに、身の回りの生活に活用する喜びを味わい、よりよい生活を目指して家族の一員として家庭生活を工夫しようとする態度の育成を図る。

 2)内容
  ア 内容構成の基本的な考え方と改善
    児童が生活を実感し、問題意識をもって課題を解決できるようにするため、従来の3領域を改め、8つの内容に整理統合して構成し、複数の内容の関連を図った題材の構成をしやすくした。また、各学校や児童の実態に応じた弾力的な指導をしやすくするため、内容を2学年まとめて示した。
  イ 内容の厳選
    ゆとりをもって実践的・体験的な活動を行い、家庭生活への関心を高めるため、日常生活との関連を図りにくいものや技能・理解の程度が高くなりやすい内容を削除したり、中学校


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