平成12年度福島県小学校新教育課程説明会要項-034/64page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]


   に移行したり、内容を整理統合したりして、軽減を図った。
  ウ 題材指定の見直し
    題材指定は、米飯及びみそ汁のみとし、地域や学校、児童の実態に応じて題材や教材を選択できるようにした。
  エ 生活に対しての問題意識の重視
    実感的にとらえた生活課題を意識し学習することによって、学習内容を他の生活場面に活用できるようになる。そのため、内容に「関心を持って」の文言を付加し、児童が実践的な活動を通して家庭生活への関心を高め、自分に身近な課題を発見できるように改善を図った。
  オ 家庭生活の工夫に関する内容の充実
    身に付けた知識や技能を状況に応じて活用する方法を学習するために、衣食住などの家庭生活について工夫し課題解決する方法を身に付けることができるような内容を重視した。また、家族や近隣の人々との生活の課題について、各内容の学習を生かして解決するようにするため、環境に配慮した家庭生活の工夫に関する内容を設けた。
  カ 課題選択の充実
    「気持ちよい住まい方」で暖かさ、風通し、明るさなどから選択して取り上げたり、「生活に役立つ物の製作」で製作する物の内容を考え、児童が製作の課題を選択するようにしたりなど、児童の興味・関心や地域の実態に即した指導を進めるため、課題選択を充実した。

2 目標及び内容

(1)教科の目標

 1)「体験的」を付加し、実践的・体験的な活動を通して学習するという教科の特質を一層明確にし、学習方法としての幅を広げた。
 2)家庭生活を改めて見つめ直したり実感したりすることによって、自分なりの課題を見いだしたり、学び合いを通して気づいたりするなど「家庭生活への関心を高め」ることを重視している。
 3)知識や技能を学習活動全体の中で自らの思考力や判断力を発揮して獲得し、それを活用できるものとして児童自身が「身に付け」ていくことを明確にしている。
 4)家庭生活についての課題を見いだし、身に付けた知識や技能を生かし「工夫し」て主体的に生活する意欲や能力、態度を育てることを目指している。

(2)学年の目標

 学年の目標は、教科の目標に沿って家庭科で育成することを目指す資質や能力を示している。主に、家庭生活への関心や理解、日常生活に必要な基礎的技能と活用能力、生活をよりよくしようとする態度について実現すべき具体的な目標として示した。

(3)内容

 1)内容構成の考え方
  自分が生活するという意識をもつようにするとともに、生活を支えている人・ものや生活することへ関心をもつようにすることによって、家庭生活を実感的にとらえるようにする観点から改善した。
 2)内容の示し方の特色


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2000-2001Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。