ストップ ザ 不登校-003/8page
支援しよう
関係機関との連携
《意義》
○専門的な相談・治療が受けられる。
○指導について専門的な助言や指導が受けられる。
○指導・援助における役割分担が期待できる。
★連携を効果的に進めるための留意点
学校は関係機関の指導を尊重し、その指導の状況を把握しながら学校としてなすべきことを適切に行い協力関係を保持していく。
専門家の仕事の内容を把握しておこう。
何を相談するかはっきりまとめておこう。
保護者、子どもと常に連絡をとって信頼関係を維持し、精神的な支えになれるようにしよう。
(1)こちらから出向いて担当者に会う。
●直接会って話し合いを持つことが大切である。
(2)依頼内容を明確にする。
(3)指導・援助における役割の分担を明確にする。
●学校、学級担任、家庭がやらなければならないことを明確にする。
(4)必要に応じてこまめに連絡する。
●継続的に指導状況を把握する。
(5)自分の考え方や立場に固執しない。
(6)日ごろから、関係機関との信頼関係を深めておく。
(7)適切な連携の時期を考える。
●学校として可能な限り手を尽くすが、適切な時期をとらえて相談する。
(8)連携についての保護者の理解を深める。
学校と家庭との連携
学校と保護者とのかかわり…児童生徒の豊かな成長発達を見守り支援するという視点に立って!
(1)面談において、「協調性がない」、「過保護である」等、問題点の指摘に終始するあまり反発をかったり、不信の念を抱かせないようにする。
●親の子育ての在り方などを責めない。
●保護者は不安と動揺が高まり、自責の念にかられていることを理解する。
(2)保護者の気持ちを受け止め、共に考える協力者としての助言指導を行うように心がける。
●本人や家族とのかかわりが途絶えないようにする。
●最後まで支援していく態度で接する。
●家庭でのそれぞれの役割(父、母、兄妹等)の大切さを知らせる。
(3)不登校の前兆としての行動や態度は、家庭生活に現れることが多いので、学校で察知できない実態について、家庭と緊密に連絡を取り合う。
●不登校の前兆となるサインを見逃さないよう、常に情報を交換できるようにしておく。
(義務教育課編 H4、5、6年登校拒否指導事例集(1)、(2)、(3))