平成12年度特色ある研究実践校-078/110page

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「特色ある研究実践校」
研究区分 総合的な学習の時間
鯉を水田に放し除草をお願いする児童たち

鯉を水田に放し除草をお願いする児童たち

◆特色ある教育活動の概要◆
本校の周囲には,豊かな田園地帯や様々な生物を育む川の流れなどが存在し,緑に囲まれたすばらしい自然環境となっている。その特色を生かし藻塩を生かす教育活動を実践している。主な特色としては,次の4点があげられる。 1)地域の資源を活用し,環境にやさしい学習環境づくりをしている。  ・OMソーラーシステムを備え,地場産の槍を使用し建築された身体にやさしい木造校舎,温風を利用したプールの利用。 2)地域の自然を利用した環境を守る教育の推進。  ・原瀬川の水質の変化,生物の実態調査を実施し,理科や生活科の学習に役立てている。 3)環境に配慮した植物の栽培  ・鯉を放し農薬を使用しない稲作の学習や堆肥などを使用する作物の有機栽培を実施し,全校あげての収穫祭を開催している。 4)地域の人材の活用を図る。  ・農業やスポーツに特技を発揮してくれる人材を活用し協力していただき,学習活動を推進している。
1.研究テーマ
身近なところがら,主体的に課題を見つけ解決できる実践力を育てる「総合的な学習の時間」の創造 ―環境教育を通して―
研究の内容
◇授業の実践による単元の開発をする(環境教育にかかわる内容について)
○全校生・地域あげての収種祭を実施するため教科との関連を図って農作物の栽培を実施する。作物は次のとおりである。 1年……ねぎ 2年……大根 3年……人参 4年……ごぼう 5年……もち米 6年……じゃがいも 白菜 蕎麦
○学年により,教科との関連をはかり継続観察を実施する。
1,2年 ……… 生活科の関連での川の観察と生物観察。
3年 ……… 地域の自然の観察。
4年 ……… 川の流れの様子や石や砂の様子。環境を守る学習(資源物回収の実施)
5年 ……… 原瀬の地域を調べる。地域の産業と水との関連について,特に用水についての学習。
6年

 

………

 

原瀬川の水質,水生生物を調べ,まとめて報告する。また,原瀬川の源流を調べる学習。
河川の清掃を実施し,水質の悪化を防ぐようにしている。児童会活動の一貫としての活動の実施。
◇学習材の洗いだしをする。
○学校の教職員だけでなく,人材パンクの積極的な活用を図る。
施設 ……… 原瀬上原遺跡など地域に点在する歴史的遺産を見学し学習に役立てている。
自然 ……… 環境を守り,無害な作物作りをするために地域の専門家に協力していただき栽培活動を実施している。
○稲作 (5年) …… 農薬を使わず,鯉を放して除草し栽培している。
餌などは児音が毎日忘れず与え,立て看板をたて,地域の人々にも協力を要請している。
     
  (6年) …… 蕎麦造り,地域の老人に指導を受けたりして種蒔きから,収獲,蕎麦造り、試食までに継続して実施している。収獲した蕎麦粉を使い,秋には試食会を実施する。このときも,指導をうけて一緒に活動している。
  (1,2年) サツマイモ栽培などについては,保護者,老人などの協力を得て実施している。
できた作物については,ボランティア活動の一貫として,社会福祉に児童を通して貢献している。
     

○スキー教室 人材バンクに登用している地域の人々に協力を得て,全校生参加のもと,あだたら高原スキー場にて実施し冬の体育のすばらしさを体験させている。
○教職員の研修 自然親祭の仕方について,県民の森の指導員の方に指導を受けて授業に役立ててきている。 「せせらぎスクール」に参加し、原瀬川の観察の仕方について講習を受けた。

◇学習環境の整備(教材・教具・設備の充実)を図る。

○掲示教育の推進を図り,児童の学習に役立てる。  「チャレンジ原瀬」コーナーを作成する。
○花壇環境を整える。児童の手で花壇作りをし世話をしている。また,一人一休運動をし情操教育の育成の一貫としている

指定等
なし
学校名 福島県二本松市立原瀬小学校 学級数 6 児童数 108名
校長名 笠井宏 TEL 0243-22-0946
FAX 0243-22-4701 Eメール なし
学校所在地 〒964-0036
福島県二本松市原セ才木380
学校へのアクセス
□JR東日本二本松駅から約5km 福島交通バス原瀬線約15分原瀬小学校下車 徒歩15分
車の場合は国道459号線岳下住民センター右折後約300m直進し左折後約10分

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