〈バーコードを利用した図書の貸出〉 |
◆特色ある教育活動の概要◆
本校は、南に那須山系を望み、町を貫流する大川の清流とその渓谷美など豊かな自然環境に恵まれた学校である。放課後、元気な生徒たちの声が美しい山並みに挟まれた河岸段丘に響き渡る。
「あいさつ運動」の徹底と規律正しい生活態度の確立により、落ち着いて教育活動に取り組むことができる。
平成12年度福島県学校図書館協議会指定研究発表会公開を目指して、より一層のコンピュータ施設の充実が図られ、積極的に授業に取り入れることにって多様な情報教育を試みている。 |
1.研究テーマ
コンピュータの多様な活用により調べ学習の楽しみを探る |
研究の内容
◇図書の貸出・返却・予約業務のバーコード化
学校図書館には、読み物中心の図書センターとしての機能ばかりでなく、生徒が学習に必要な情報を必要なときにいつでも検索・活用することのできる資料・学習センターとしての機能が求められている。本校では目録が未整備であったり、学習に必要な的確な情報を能率よく得ることが難しいという問題があったが、平成12年度より図書のバーコード化によって改善され、「総合的な学習の時間」にむけて生徒が利用しやすい図書室に変わりつつある。
◎コンピュータ導入のメリット(生徒側) |
◎コンピュータ導入のメリット(教師側) |
・貸出返却手続きが簡単 ・資料検索が容易 |
・目録作成に関わる時間の減少 |
・CD-R0M MARC等の全国書誌の利用 |
・授業に必要な資料のリストアップが可能 |
◇インターネットによる美術館訪問(美術科)
南会津は美術館賞施設に恵まれていないために、名画鑑賞をしながら学習を深める機会がなし、こういった環境条件による障害を克服するために「インターネットによる美術館訪問」を授業に取り入れている。年間7時間計画。アクセス可能な美術館は、ルーブル美術館(仏)、メトロポリタン美術館(米)、ウフッツィー美術館(伊)、大英博物館(英)等がある。
世界的に著名な名画や個人の作品コレクションを引き出し、美術的特徴や美術的価値等を学習したり、気に入った画家をさらに深く追求する発展的な学習も試みる。著作権問題なし。
◇「総合的な学習の時間」の拠点づくり(図書室を中心とした学習環境整備)
図書室等の配置換えやホール(名称「ひまわりルーム」:生徒から公募)の改修により校舎2階にそれらを集中させ、明るい環境のもとで「総合的学習の時間」の調べ学習や学習発表会が能率的かつ効果的に行われるように物理的な学習環境の整備をした。 |
指定等
◇平成10年度福島県視聴覚教育研究大会会津下郷大会公開
◇平成12年10月24日福島県学校図書館協議会指定研究発表会南会津大会公開 |