第5次福島県長期総合教育計画 新世紀ふくしまの学び・2010 -003/094page

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[5] 国際化

人が日常的に活動する上で、国境を意識する場面が少なくなってきており、今後、これまでにない大交流の時代に入ることが予想されます。

このため、日本人としての白覚を持つとともに、国際社会の中で国際的な視野を持ち主体的に生きる人間を育成することが必要となっています。

[6] 男女共同参画の拡大

男女が対等なパートナーとして様々な分野に参画し、責任も喜びも分かち合える男女共同参画社会の実現が求められています。

このため、男女平等の意識を持って行動できるよう、あらゆる教育機会を通して、男女共同参画社会に生きる意識を根付かせるとともに、男女が相互に協力し家庭や地域の生活を創造していく実践的な態度を育むことが必要となっています。

第3節 ふくしまの教育の現状と課題

[1] 県民の学びの環境づくり

学びは、「よく生きる」ことを自覚的に探究することであり、福島県は、従来から学びに対する高い意識を持っています。生涯学習社会の実現に向けて、その意識は一層高まりを見せ、地域レベルでの環境整備が進みつつある一方、県全体としては、県民の学びに関する情報が集約されておらず、学習施設間の相互連携も進んでいない状況にあります。

ふくしまの県民一人ひとりが持つ学びの意欲や高いポテンシャルが真に生かされ、県民全体が共に学び合う形での学びの環境づくりが必要となっています。

[2] 「教えられる」から「学び」へ

かつて福沢諭吉は、「学校は人に物を教うるところにあらず、唯(ただ)その天質の発達を妨げずして能(よ)く之(これ)を発育するための具なり」として、学校教育の在り方を説いています。現在の福島県においても、学校といえば、子どもが知識や技術を「教えられる」だけの場であると考えられ、子どもが自ら積極的


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