第3節 自分の生き方を選択・決定する力を身に付ける
人が社会の中で生きていくためには、他との関係の中で自分自身をしっかり見つめてアイデンティティーを確立していくことが重要です。
このため、子どもの発達段階に応じて、しっかりとした勤労観・職業観を育みながら、自分の生き方を選択・決定する力を身に付けることができるよう、個に応じた進路指導の充実を図ります。また、社会の変化や価値観の多様化に伴って、子どもの興味・関心の幅が広がる中、アイデンティティーを確立し、個性や能力を伸ばすことができるよう、子どものニ一ズに合わせた学習機会の拡充を図ります。さらに、生涯の各段階における県民の学習意欲に適切に対応することができるよう、様々な学習機会の充実・提供に努めます。
(3) 自分の生き方を選択・決定する力を身に付ける
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生き方を考えさせる個に応じた進路指導の改善・充実
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勤労観・職業観の育成
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多様な学習機会の確保
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生涯の各段階に応じた学習機会の充実
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項目 |
具体的施策の方向 |
[1] 生き方を考えさせる個に応じた進路指導の改善・充実 |
小・中・高等学校一貫した進路指導の充実
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進路情報の収集・活用及び進路指導研修会等の実施を通して進路相談を充実するとともに、各学校の進路指導体制の充実を図り、小・中・高一貫した系統的・組織的な進路指導を推進します。 |
盲・聾・養護学校高等部における進路指導の充実
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教育活動全体を通して、生徒が社会の一員として主体的に活動し、自立し、社会参加するための基盤となる生きる力を培うとともに、福祉・労働機関等との連携の下、職業教育や進路指導の充実に努めます。 |
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[2] 勤労観・職業観の育成 |
勤労体験学習・就業体験の機会の拡充
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働くことの意味や尊さを考えさせるとともに、しっかりとした職業観・勤労観の育成を図るため、キャリア体験等を含む進路指導の小学校段階からの実施や就業体験(インターンシップ)の機会の拡充に努めます。 |
産業教育の充実
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しっかりとした職業観・勤労観の育成を図るため、専門高校の特色を生かした実践的な活動やインターンシップを積極的に取り入れた教育活動を推進します。 |
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[3] 多様な学習機会の確保 |
外部講師の活用
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社会人などの豊富な知識・技術や経験を有する外部講師の活用を通して、県立高等学校における専門的な教育内容の充実を図ります。 |
学校・学科の適正配置の推進
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生徒・保護者の多様な学習要望に応えるため、単位制による高校や総合学科校等新しいタイプの学校の配置について検討するなど、児童生徒数の推移や生徒の志願動向等を考慮しながら、県内各地域の実態に応じて適正な学校配置に努めます。 |
特色ある学校づくり
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地域や学校の実態に応じ、家庭・地域社会と連携して創意工 |
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