第5次福島県長期総合教育計画 新世紀ふくしまの学び・2010 -034/094page

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第7節 世代を超えて共に生きる

少子化・核家族化・情報化などにより、子どもの人とのコミュニケーションのための能力が低下しているのではないかとの指摘がなされています。

また、高齢化が進む中で、高齢者の豊かな経験と知識を学校教育に積極的に活用するため、これまで以上に世代を超えた交流を推進していく必要があります。

このため、学校において、学年間交流の機会や地域の様々な世代の人々と交流できる機会を拡充します。また、地域の文化・歴史を生かした世代間交流やスポーツ活動を通しての多世代交流を推進し、子どもから高齢者までが交流し多世代が共に生きる地域社会づくりに努めます。


(7) 世代を超えて共に生きる

[1] 学校における世代間・異年齢間交流の推進
[2] 地域の文化・歴史を生かした世代間交流の推進
[3] 芸術文化を共に創造する機会の拡充
[4] スポーツを通しての多世代交流


項目 具体的施策の方向
[1] 学校における世代間・異年齢間交流の推進 地域の高齢者等との交流機会拡充

高齢者を大切にし、少子・高齢社会を共に生きていく姿勢を育むため、地域のお年寄りや幼児との交流学習を積極的に推進します。

学年間交流及び小・中・高等学校間交流機会の拡充

互いに共感し共に学び合う姿勢を育むため、総合的な学習の時間や学校行事等において、異学年交流学習や小・中・高・養護学校等の交流学習を推進します。
[2] 地域の文化・歴史を生かした世代間交流の推進 地域の児童生徒が参加する行事・風俗の伝承

年長者の指導・支援によって継承され児童生徒が主となって行われている地域の行事や風俗は、少子化の影響で、その存続が危ぶまれているため、地域の生活の核となる行事や風俗が絶えることのないようその伝承を図ります。

多世代が参加する県民俗芸能大会の推進

世代による役割分担があり、地域全体で継承されている民俗芸能の継承に努めるため、多世代が参加して理解を深める機会となる県民俗芸能大会を推進します。

伝統文化の多世代にわたる後継者の育成

伝統文化を継承することの重要性を各世代に周知する機会を拡充し、伝統文化の後継者を育成します。

伝統文化の復活・公開

古老からの聞き取り調査等により、伝承が絶えてしまった県内の伝統文化の復活、公開を図ります。
[3] 芸術文化を共に創造する機会の拡充 県芸術祭の拡充

世代を超えた様々な文化の交流を促進するため、全県的な文化交流の場である県芸術祭の拡充に努めます。

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