第5次福島県長期総合教育計画 新世紀ふくしまの学び・2010 -039/094page

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第2章 地域・自然と共に

第1節 地域で学び、地域で育つ

核家族化・都市化・情報化や個人の価値観の多様化などにより、家族のつながりや地域社会における人聞のつながりが薄れ、子育てに対する社会全体の連帯意識の低下が地域社会の教育力低下に結びついているとの指摘がなされています。

このため、地域における各種団体の活動に対する支援や地域における教育活動のための人材育成を通じ、地域における教育力の向上に努めるとともに、家庭・学校・地域社会が一体となって総合的な地域教育力の活性化に努めます。また、子どもは地域で学び地域で育つという重要な側面を持っていることを踏まえ、学校で身に付けた知識等を社会に還元するシステムについて検討を進めます。


(1) 埴域で学び、地域で育つ

[1] 学校におけるボランティア活動の充実
[2] 学習の成果を生かした社会参加の促進
[3] 地域社会における学校教育との連携・協力
[4] 活力ある地域づくり


項目 具体的施策の方向
[1] 学校におけるボランティア活動の充実 児童生徒のボランティア活動に対する意識啓発

地域社会との連携の下、学校教育全体においてボランテイア活動体験の場を積極的に活用し、ボランティア活動に対する児童生徒の意識啓発を推進します。

地域社会と連携したボランティア活動体験の推進

地域の教育力を生かしながら学校教育やボランティア教育の充実を図るとともに、学校と地域杜会が連携した各種ボランティア活動体験を推進します。

人材バンク等による地域人材の活用推進

人材バンク等に登録された多様な技能・能力を有する地域人材の有効活用を通して、学校におけるボランティア活動の推進を図ります。

生涯学習ボランティア活動の推進

県民の生涯学習を支援・促進するボランティア活動の指導者やコーディネーター、アドバイザー等の養成・確保を図るとともに、学校や社会教育施設等の活動の場の開発に努めます。

社会参加活動の推進

生涯学習活動を通じて身につけた知識や技術を広くボランティア活動や地域社会の発展に生かすことができるシステムの構築など、学習成果の活用の充実に努めます。
[3] 地域社会における学校教育との連携・協力 異世代・異年齢間の交流機会の充実

異世代・異年齢間交流を通して、地域の活性化や青少年の健全育成に寄与できる学習機会の提供に努めます。

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