第5次福島県長期総合教育計画 新世紀ふくしまの学び・2010 -056/094page

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第5節 豊かな科学的素養を身に付ける

21世紀の社会の持続的発展を維持する上で、科学技術は極めて重要な役割を果たすものであります。子どもたちの、科学技術離れの傾向が指摘される中、理科や科学技術に対する興味・関心を高めて、科学的なものの見方や考え方などの科学的素養を身に付けることが重要となっています。

このため、学校や地域において科学技術に造詣の深い専門家の話を聞いたり、先端的な科学技術等に触れる機会を設けるなど、科学に対する子どもたちの興味・関心を高めるとともに、積極的に聞題解決的な学習や体験的学習を取り入れ、理科教育や科学技術に関する学習の充実に努めます。


(5) 豊かな科学的素養を身に付ける

[1] 理科教育の充実・科学技術教育に関する学習の振興
[2] 最先端の科学技術に触れる機会の拡充


項目 具体的施策の方向
[1] 理科教育の充実・科学技術に関する学習の振興 探究的・体験的活動を通した科学的素養の育成

児童生徒の能力・適性、興味・関心等に応じ、問題解決的な学習や体験的学習を通して科学的に調べる能力・態度を育て、科学的なものの見方や考え方などの豊かな科学的素養を育成する教育を推進します。

指導法の改善充実

観察・実験や課題学習などを通して児童生徒の知的好奇心や学習意欲を高め、理科や科学技術を好きになる指導の工夫改善に努めることなどにより、理科教育の一層の充実を図ります。
[2] 最先端の科学技術に触れる機会の拡充 豊かな創造性を培い、科学技術への正しい理解を深めるため、先端的な各種研究・学習施設等との連携を図るとともに、科学技術に造詣の深い研究者等との交流を通して、子どもたちが楽しみながら最先端の科学技術に触れることのできる機会の拡充に努めます。


ふくしま海洋科学館(アクアマリンふくしま)における学習支援活動
<平成12年度主要事業概要>

■広域的な学習機会の提供

○館(施設)内授業

平成12年度は、『学校団体利用のてびき』を作成し、県内すべての小・中学校に配付するとともに、来館した学校のニ一ズに合わせて学年もしくはクラスごとに指導を行った。
○館(施設)外授業

施設職員が学校等に出向き授業に参加
○移動水族館

類似施設のない地域を中心に、飼育機材を搬入し生物の展示・解説を実施より多くの方々の利用を考慮し、公民館、自然の家等の社会教育施設にて実施

■情報メディアを使用した学習機会の提供

○情報コーナー

館内の情報コーナーに自由に利用・閲覧できる情報検索装置、図書等を整備
○インターネットによる情報提供
○質問や疑問に応答

電話・電子メール等を通じての、学習者からの質問や疑問に応答

■参加と交流による学習機会の提供(ボランティア活動の展開)

<平成13年度の主要事業概要>

■生涯学習、学校教育との連帯事業

○教職員セミナー、説明会の実施
○館内学習、館外学習(出前授業)の実施
○社会教育施設等との連携

県内自然の家との連携事業を実施する等、社会教育施設としての機能を積極的に果たすとともに、移動水族館を継続実施

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