第4章 学びの環境づくり
第1節 生涯を通して学習することができ、その成果が適切に評価される環境
社会の成熟化を背景に、県民の学習意欲が高まる中、いつでも、どこでも、だれでもが、生涯を通して学習することのできる環境づくりを進めるとともに、学習の成果が適切に評価されるシステムを整備することが必要です。また、学んだ知識、技術、文化などが時間的・空間的に循環する「学びがめぐる学習空間・ふくしま」の実現が求められています。
このため、広域的な学習圏の構築を目指し、生涯学習推進拠点機能の整備を図るとともに、情報の提供や指導者の育成、学習相談の実施など中核機能を整備します。また、より高度で専門的な学習ニ一ズに対応するため、高等教育機関等との連携を進めるとともに、社会教育施設の充実に努めます。
(1) 生涯を通して学習することができ、その成果が適切に評価される環境
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生涯学習推進拠点機能の整備
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学習機会の充実と学習成果の評価
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生涯学習に関する情報の収集及び提供
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生涯学習に関する指導者の育成
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生涯学習相談体制の充実
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高等教育機関及び民間事業者との連携
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社会教育を担う人材の育成
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社会教育施設・設備の整備・充実と活用
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項目 |
具体的施策の方向 |
[1]生涯学習推進拠点機能の整備 |
総合的に県民の学習機会の拡充を図り、市町村や民間事業者等との連携・協力体制を充実させ、生涯学習を推進するための拠点となる生涯学習に関する機能の整備を進めます。 |
[2] 学習機会の充実と学習成果の評価 |
広域学習圏ネットワークの形成
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多様化・高度化・広域化する県民の学習需要に対応するため、市町村との連携を図り、広域的な学習圏を形成し、そのネットワークを図ります。 |
県民カレッジの創設
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県や市町村、大学、民間事業者などが提供する学習機会を体系化するなど、全県を対象とした県民カレッジを整備します。 |
学習プログラムの研究、企画
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県民の学習ニ一ズに即し魅力ある学習機会を提供できるよう、学習者の立場に立った教材の制作や現代的課題に対応するための学習プログラムの研究開発に努めます。 |
成果に対する評価システムの研究
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学んだ成果を広く地域杜会の様々な場に生かしていくため、生涯学習関連事業を実施する機関との連携に努め、学んだ成果を一定の資格に結びつけるなど、評価システムの在り方について研究します。 |
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