教育福島0001号(1975年(S50)04月)-011page

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くおいしいうちに自由に食べる。しかし班ごとにそろったら食べ始める程度の努力は望ましい。

オ、夕べの集い

指示された場所に全員集合し国旗降納、一日の反省、団体紹介、諸連絡等を行う。

また、研修生の自発的な参加により、所内の奉仕活動などもあろう。

カ、入浴・自由交歓

同時間帯に入浴と自由交歓があるが、入浴室は大・中浴室があり、研修生の入所数等により事前に指示する。

また、自由時間は他の研修団体員との交歓など研修生にとつて楽しい時間である。自由読書散策、宿泊室内でのごろ寝、おしゃべりなど気持ちのおもむくままにすごすことができる。

キ、研修時間

いわゆる研修団体の「研修活動」の時間であり、研修の中心となるものである。研修内容に応じたグループが編成され、自然に親しむ活動、野外活動、テーマによる自由研究、その他の活動が展開される時間である。この研修時間の内容により、集団宿泊生活が更に楽しいものになり、成果もあがるので、きわめて大切な時間である。

5) 特色ある研修活動

本館内における団体独自の研修は別として、キャンプ場、運動場体育館等の利用による各種スポーツの研修や、視聴覚機器、図書利用による研修ができる。

野外においては次のような特色ある研修ができる。

ア、日帰り登山研修

相馬郡新地町からの日帰り鹿狼山(三百メートル)登山コース、相馬市山上(あるいは黒木)からの日帰り天明山(四百八十八メートル)登山コース等がある。

イ、文化財めぐり研修

相馬地方や原町・双葉地方は縄文時代ころからの文化財がたくさん発見されている。これらと景勝の地とを組み合わせ、研修団体員の年齢等を考慮に入れて多様な学習計画を立てることができる。

ウ、自然観察の研修

海岸、河岸地形、干拓、動植物の生態、臨海工業団地造成による地域の変ぼう、水産業活動、景勝地等適宜組み合わせ、サイクリングによる研修コース等の立案ができる。

エ、その他海水浴・臨海実習等をまじえた多彩な研修計画が考えられる。

6) 研修教材、備品類

次のような教材、備品が備えてあるので研修活動に広く利用できる。( )内数字は数量である。

○テープレコーダー (二)

〇テレビ (一)

○携帯メガホン (一)

〇四チャンネルステレオ (一)

○OHP (一)

〇スライド映写機  (一)

〇十六m/m映写機 (一)

〇拡声器 (一)

○茶道具 (一式)

○アコーディオン (一)

○ギター (三)

 

文化財めぐり資料

「福島県海浜青年の家」案内図

 

「福島県海浜青年の家」案内図

〔交通機関〕

〔交通機関〕

福島交通磯部行(磯部経由鹿島行)

相馬バスターミナル発〜舟溜下車

(所要時間約20分)徒歩5分

 

 

 


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