教育福島0007号(1975年(S50)11月)-040page

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統計に見る福島の教育

 

昭和50年3月中学校卒業者の進学状況

− 「学校基本調査一の結果から −

 

昭和五十年三月における本県の中学校卒業者数は、国立、公立及び私立を合わせ三万六千九百二十七人で、そのうち三万一千九十八人が、高等学校若しくは高等専門学校へ進学している。(就職しながら進学したもの、いわゆる「就職進学者」を含む)その進学率は八十四・二パーセントに達し、昨年と比較して二・〇ポイントの伸びを示している。しかし全国平均進学率九十一・九パーセントに比し、遠く及ばない本県の現状である。

図1は、昭和四十五年から本年に至る各年の進学率について全国平均と本県平均とを示し、その推移を見たものである。

なお、設置者別と各教育事務所別の卒業者数、進学者数それに進学率は、下表のとおりである。進学率で会津教育事務所管内が八十八・五パーセントと最も高く、県中教育事務所管内が七十八・六パーセントと最も低い率を示している。

更に、市町村別に進学率を見ると図2に示すとおりである。前記のとおり本県平均進学率が全国平均進学率とかなりの差が見られるものの、市町村別に全国平均と比較すると、全国平均を上回るもの又はそれに近い進学率を示している市町村が、年々増えつヽある現実を見逃がすことはできない。その中で九十・〇パーセントを超える高い進学率を示した市町村は▽県北管内五

(福島市九十二・六、桑折町九十七・五、保原町九十一・〇、伊達町九十四・七、飯野町九十二・八)▽会津管内六(北会津村九十九・一、塩川町九十七・四、高郷村九十三・七、湯川村九十八・四、三島町九十・五、喜多方市九十・四)▽南会津管内二(南郷村九十二・五、只見町九十六・一)▽相双管内三(原町市九十三・五、相馬市九十・〇、新地町九十・三)の計十六市町村である。(注“昨年は九市町村であった)

 

昭和50年3月中学校卒業者の各教育事務所管内別等進学率

図1 本県と全国の高校進学率年次推移(昭45〜昭50)

 

図1 本県と全国の高校進学率年次推移(昭45〜昭50)

 

 

 

 


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