教育福島0010号(1976年(S51)04月)-013page

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九・四%の順となっている。

この順序は私立においても全く同様で、普通科八・四%、工業科五・三%商業科二・九%である。

水産科は公立のみ、厚生科は私立のみで、その収容率はいずれも〇・五%である。

(4) 減少する定時制課程生徒数

本県における定時制課程生徒数は、図−14に示すとおり逐年減少し、昭和五十年度において四千四百三名となった。

通信制課程生徒数は、昭和四十八年度を境として、やや減少傾向にあり、昭和五十年度において二千百五十二名となった。

定時制課程在学者の有職状況を表−18でみると、この四校に在学する生徒の九四・二%は有職者で、五・八%の生徒は看護婦養成所等の各種学校に在籍している。

(5) 上昇する大学進学率

昭和四十六年度から昭和五十年度までの本県における大学進学率と就職率の推移は、図115に示すとおりであるが、五年間における大学進学率の増加の割合は一・七%で、就職率の減少の割合は三・四%となっている。

本県の大学進学率、就職率の推移を男女別に示したものが図−16である。

これによると、昭和四十七年度以降大学進学率・就職率のいずれにおいても、女子が男子より高く、昭和五十年度において、女子の大学進学率は男子のそれより一・九%高くなっている。

(6) 整備が進む施設・設備

県立高等学校の校舎・体育館の耐火構造化は急速に進み、昭和五十年度の耐火構造率は校舎七九%、体育館九〇%となっている。

次に、産業教育施設・設備の充実率をみると、昭和四十九年度において施設五八・一%、設備六七・三%となっている。

 

図−13 昭和50年度 公私立別,高等学校本科課程別収容率

(備考)「学校統計要覧」(昭50)による

(備考)「学校統計要覧」(昭50)による

 

図−14 定時制・通信制生徒の推移

(備考)

(備考)

1、「学校統計要覧」による。

2、%は生徒総数に対する定時制・通信制生徒の比率である。

3、私立を含む。

 

表−18 定時制高等学校在学者の有職状況

表−18 定時制高等学校在学者の有職状況

(備考)

1、4校の生徒総数は1,313名である。

2、「学校統計要覧」(昭50)による

 

図−15 大学進学率と就職率の推移

(備考)

(備考)

1、「学校統計要覧」による。

2、私立を含む。

 

図−16 男女別大学進学率と就職率の推移

(備考)

(備考)

1、「学校基本調査」による。

2、私立を含む。

 

図−17校舎・体育館の耐火構造率の推移

(備考)

(備考)

1、「公立学校建物の実態調査報告」(昭47〜昭50)による。

2、鉄筋・鉄骨を耐火構造とした。

 

 

 


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