教育福島0010号(1976年(S51)04月)-047page

わが校のほこり

　

白河市立白河第一小学校

　

「教材の精選と統合的発展的な考え方を育てる指導」の研究の結果として精選の視点は一言でいえば、既知事項の組織化であり、それをもとに未知事項をどう追究させ、教材にひそむ価値を発見させるかがポイントであることが明確になってきた。

授業の組織としては、教材の関連を深く研究することと、児童の学習意欲をゆりおこさせる学習課題を、どう設定するかが究極の問題点であることがわかった。

研究の組織は、学年を中心とした共同研究として進められているが、なんでも言えるふんい気のもとで、教師の持ち味が生かされ、協力と調和のある教材研究が意欲的に進められている。学習課題の吟味に時間を忘れてしまうこともたびたびあり、この教師の意欲の反映が児童の学習意欲となることをたしかめている。

これらの実践から、算数科の研究のまとめとして「生みだす算数」を出版したが、その発展として、国語科・算数科をとおして「学習意欲を育てる授業の組織」を研究主題に、真剣に授業研究を進めている。

子供たちは、毎朝個々に目標を持って校庭を走っている。全校体育の時間には全教師も走る。子供と遊ぶ。授業における児童の意欲は、学校教育活動全体に支えられている。今年は「ふれ合いの時間」を中心に、この領域の研究にも力を入れている。

　

校舎正面

　

第9回教育実践発表会

　

校内読書感想発表会

　

器楽クラブの発表