教育福島0013号(1976年(S51)08月)-008page
(3) 特殊教育諸学校
(4) 就学猶予・免除数
(5) 特殊学級の推移
一、病院内特殊学級(病弱)の県立移管
本県の病弱教育と病院との関係では国立療養所福島病院(須賀川市)とタイアップして県立須賀川養護学校があり国立郡山病院(郡山市)、竹田綜合病院(会津若松市)、国立翠ケ丘療養所(いわき市)とそれぞれタイアップして病弱教育が行われてきております。
これらの病院に入院中の児童生徒は県内はおろか県外からも入院しているので、学校教育を進める場合、それぞれの市町村が所管する学級では、指導運営の面でいろいろ問題がありました。
県教育委員会では、特殊教育の拡充整備を図るために、市所管の学級を県立の養護学校に移管する措置を考え、市教委や病院側と協議の結果、昭和五十一年四月から前述の国立郡山病院内特殊学級は、県立須賀川養護学校の郡山分室に、国立翠ケ丘療養所内特殊学級は、県立平養護学校の翠ケ丘分室としてスタートすることになりました。
今回県立移管となった国立郡山病院内特殊学級は、特に歴史が古く、郡山市立開成小学校の特殊学級として昭和三十四年に開設され、更に、昭和三十五年には、郡山市立郡山第六中学校の特殊学級として今日までの十七年間、病院側や市教育委員会の協力によってその教育の発展が図られてきました。
一方、国立翠ケ丘療養所内特殊学級は、療養所内の重症心身障害児施設に