教育福島0014号(1976年(S51)09月)-047page
わが校のほこり
坂下町立
坂下4・学校
校舎全景
全校合唱奏
本校は、人口二万あまりの会津盆地の小都市の学校である。
教育目標「新しい歴史の創造」の具現を図るため、児童とわれわれ教師自身の変容・変革をめざして、「つぼを得た授業の探究」の研究主題のもとに、昭和四十六年度より研究に取り組んできた。
幸いにも、昭和四十八年度、四十九年度は、県教委から指導担当者のたび重なる派遣と補助金をいただき、理科と音楽の「つぼさぐり」即ち授業の中にひそんでいる法則性(本校では準則とよんでいる)の発見に努めることができた。
おかげで、児童たちは、理科においては、自分で問題をみつけ、予想を立て、実験観察の方法を発見し検証することができるようになった。また、音楽においては、はじめての曲をみても間もなくひいたり歌ったりするようになったし、節づくりもできるようになった。
一方、教師もまた、授業に取り組む姿勢ができてきたし、教材解釈力もいくらかついてきたように思われる。
しかし、「つぼを得た授業」−急所をついた授業には程遠い。本年度は理科と音楽に併行して算数の窓からも「つぼさぐり」がはじめられた。
昭和四十八年度に新校舎が落成し、本校の沿革誌の一ぺージを飾ることになったが、人間を育てるという歴史の創造には、まだまだ、多くの課題が残っている。
音楽の授業研究
理科の授業研究