教育福島0015号(1976年(S51)10月)-045page
わが校のほこり
只見町立
只見小学校
本校は、五か月間にわたる降雪期、積雪三メートルを越える豪雪地帯にあり、職員数二十二名、学級数十三、児童数三百三十名の学校である。学校経営の重点に「豊かな人間性を培う四F(元気、花、歌、絵いっぱい)の教育」を掲げ、その具現化に努力している。
教育環境、情操教育の面からは「四Fに徹した明るいリズム感のある学園づくり」を目指し、特に、花壇経営では、○花に培うやさしい心、○花に学ぶ明るい心、○花に育つ美しい心、をスローガンとし、花づくりから人間づくりへ、花の生命をたいせつにすることが、人間尊重の精神につながり、児童の全人的陶冶を図るという願いをこめて、花づくりに励んでいる。
花壇には、「学校、学級、児童会、クラブ花壇」と「学年教材園」があり毎週、月、火曜日を花壇の日と定め、童師一体、目標達成に努力している。
児童たちには、自分たちの努力の積み重ねが、美しい緑と花に包まれた学校になるのだという自覚が生まれ、思いやりの心、協働の精神が育っている。
その結果、四十八年度、五十年度の二度にわたり、「花壇コンクール」において最優秀賞(県知事賞)を受賞した。
この活動が、学校と家庭、地域との一体化を促進し、花いっぱい運動を地域社会に広げる母体となり、人間性豊かな児童を育てる教育環境の浄化につながっていることを考え、日々努力しているのが本校の姿である。
(花と緑に包まれた校舎全景)
(豪雪もものかは,スキーで体力づくり)
(只見小シンボル「健康」の像)
(力を合わせ美しい花だん造り)