教育福島0016号(1976年(S51)11月)-011page
校種別とも、九〇%を越え、近年全国的に増加の傾向にある。
これを男女別にみると、幼稚園が最も被患率が高く、女子が○・六七%男子を上回っている。
中学校及び高等学校では女子の被患率が高く、小学校では男子の被患率がわずかに高い。小学校では○・〇七%男子が女子を上回っている。中学校では三・二四%、高等学校では三・六六%それぞれ女子が男子を上回っている。また処置完了者の割合をみると、高学年にいくにつれ高くなってきているが最も高い高等学校でも、二六%に過ぎない。 (図7−1・2)
(3) 近視
近視の被患率は幼稚園から小学校・中学校・高等学校になるにつれて高くなっており、男女あわせた被患率では幼稚園七・四%、小学校一三・四三%、中学校二七・三三%、高等学校三八・九四%となっている。
これを男女別にみると、高等学校を除いては女子の被患率が高く、幼稚園の四・六八%、小学校三・七七%、中学校四・八二%女子が男子を上回っている。また小学校から中学校、中学校から高等学校と増加の幅にも大きな開きがみられる。 (図8)
(4) 本県と全国の主な疾病異常の比較
本県と全国(昭和四十九年度)の主な疾病異常を比較すると、本県・全国ともにう歯と近視が高い率を示している。特に本県のう歯の被患率は、幼稚園、小学校、中学校に至るまで全国平均を上回っている。 (図9)
(図6)学校種別にみた主な疾病異常
(図7−1)う歯の被患率
(図7−2)う歯の被患率
(図8)近視の被患率