教育福島0016号(1976年(S51)11月)-015page

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高校生の交通事故を(表14)のように当事者別にその発生状況をみると、合計で七百十四件、うち第一原因者となった件数は三百十八件、第二原因者となった件数が三百九十六件、その中で二輪車による発生件数が合計で四百八十六件であり、全事故件数の六八%を占めている。

これを更に、死傷者についてみると全死者数八百七十七名(うち死者十五名)、その中で二輪車による死傷者数は五百九十四名(うち死者九名一となっており、これは全死傷者数の六七・七%(死者については全死傷者の六〇%)になっている。また、この表からもわかるように自転車走行中、あるいは歩行中に事故にあった件数が百五十五件、直接事故の原因となった件数が十三件、合計百六十八件、全事故件数の二三・五%の高い率を示していることから、特に自転車の安全走行についての指導が必要と思われる。

次に違反別発生状況をみると、交通ルールを守ることによってさけることのできるものがその大半を示していることは非常に残念であり、交通ルールに従った、正しい運転、歩行の仕方についての指導と自覚が切望される。

 

(表10)年別推移

(表11)月別被害状況

 

(表11)月別被害状況

(表12)月別発生状況

 

(表12)月別発生状況

 

 

 

 


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