教育福島0017号(1976年(S51)12月)-047page
わが校のほこり
いわき市立平第二中学校
本校は、昭和四十八・四十九年度の二年間にわたり、文部省、県教委から生徒指導の研究校として指定をうけた。
それ以来「一人一人の能力・適性を伸ばし、自己実現をめざす生徒指導」を中核として研究をすすめ今日にいたっている。その内容を要約すると
1、学級経営「生活グループをとおし自主性を育てる」◎生活グループ日誌◎生活ノート◎リーダー養成等をとお
して人間関係を深めるとともに、目標観の確立を図るよう指導している。
2、学業指導「小集団を生かし自主的学習意欲を育てる」◎学習のめやすによる課題意識の形成◎学習方法の手びきの作成◎クラブ活動個人カードの活用等をとおして、「自分から学ぶ」意欲を高めるようにしている。
3、教育相談「自己指導力を高める援助」◎生徒個人カルテ◎各種相談活動◎事例研究等をとおし、生徒理解を深めるとともに指導技術を高め、生徒個々の心の動きを的確にとらえるよう努めている。「ほめる」「励ます」 「認める」を基本とし援助している。
二年間の実践で、生徒は、集団への所属感、連帯意識が高まり、自分をよりょく生かすよう努力するようになっている。この成果の上にたって、昨年度からは、特に学業指導を中心とし「自分から学ぶ生徒」の育成に焦点をあて研究を深めている。現在「課題のあり方」「ノートづくりの指導」が課題となっている。
校舎の全景
こどもの村で宿泊リーダー講習会
グループ相談の様子
日本学生科学賞県優秀賞を受賞した地学クラブ