教育福島0017号(1976年(S51)12月)-046page
わが校のほこり
相馬市立桜丘小学校
本校は、昭和四十九・五十年度は県教委、昭和五十・五十一年度は市教委の学校体育研究指定校として、授業のむだをはぶき効率をあげ、体力・技能の向上をねらいとして、「体力向上のための運動の特性をとらえた学習指導はどのようにしたらよいか。」という研究主題を設定した。
また、一人一人の体力・技能の向上を図るため“器械運動で、できない子をなくすための学習指導”をサブテーマとして、全職員共通理解の上に立って、授業研究を中心に研究に取り組んだ。
授業の効率化、最適化を図るため、
1、教師も児童も目あてを持って学習することができるように、器械運動の各題材ごとの最終目標と評価基準を設定した。
2、各題材ごとに運動の特性をとらえ前提条件をおさえて、下位目標の関連図を作成した。
3、できない子の学習の歩みと指導上の留意点について、記録の累積に努力した。
4、一人一人の体格・体力カルテを作成し、変容を記録した。
以上の資料をもとに研究実践をかさねた結果、教師の指導力、児童の体力・技能.精神力が著しく高揚した。
昭和五十一年度、日本学校体育研究連合会主催、文部省後援「全国保健体育優良校」に選ばれたが、これを契機に、更に継続研究に努力していきたい。
集団行動におけるかけ足行進
とび箱で腕立て開脚とびこし
鉄棒運動で両足かけ振り
グループごとに柔軟体操(開脚前屈)