教育福島0021号(1977年(S52)06月)-046page

わが校のほこり

　

　

西会津町立　野沢小学校

　

　

校舎正面

　

　

校庭ゲレンデでスキー教室

　

秀峯飯豊の眼下を流れる阿賀野川のほとり、野沢盆地の中央部に、鉄筋三階建ての野沢小学校がある。

本校は、昭和四十八・九年、県教委指定の学校体育研究校として、「体力の向上をはかる学習指導はいかにあるべきか」の主題に取り組んできた。

以来、引き続いて西会津町教委の研究校となり、児童の体力づくりの実践研究が続いている。

年次別に体育科の各領域を研究の中核にすえた、多様な動きづくり、力づくり、なかまづくりも、研究年次を追うごとに児童一人一人、更には集団の中に根づき、町小学校体育祭では、二十六種目中の大半に優勝するような例をもたらすに至った。

このことは、周辺校は勿論、地域社会の健康・体力への関心を呼び、社会体育の実践的高まりとなって現れ、学校開放(遊び場・社会体育)のさきがけにも影響を及ぼしてきた。

　

　

校内なわとび大会

　

　

全校体育(リズム運動)

　

その他、保健指導と安全指導の徹底一人一鉢運動、音楽朝の会、児童集会、助け合い登下校、そして児童が喜んで参加できる多様な学校行事などは、「心身ともに健康で、人間性豊かな児童の育成」をめざす本校の中心課題に迫るための、具体的な実践としての成果をあげつつある。

本年十月、県小教研体育研究会場を引き受けるに当たり、職員一同、更にえりを正し、より高きを目指す継続研究をすすめているところである。