教育福島0022号(1977年(S52)07月)-046page

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わが校のほこり

 

相馬市立 向陽中学校

相馬市立 向陽中学校

 

前庭と正面玄関

前庭と正面玄関

 

バスケット県大会-向陽対信陵

バスケット県大会-向陽対信陵

 

本校は、管内で最も早い統合中で、生徒は東西二十四キロ、南北十キロに及ぶ農村地域の五つの小学校区から、スクールバス、国鉄・福交バス、電車自転車など多彩な乗り物で通学している。

本校では、スポーツの盛んなことが特色である。十六の課外運動クラブをもち、そこには生徒のおよそ六五%が所属し、上級生と下級生の交流はもちろん顧問教師とのふれ合いなど人間味豊かな教育をめざしている。一方、学習とスポーツの両立というきびしい鉄則も本校教育の誇りの一つである。

本校が、創立以来、一貫して守り続けてきている行事も数多い。入学直後のオリエンテーション(二泊三日の宿泊訓練)、春の呼び物、対一中野球定期戦と全校挙げての応援合戦、秋には、地域ぐるみの大運動会と宇多川べりでのいも煮会などである。

そして、最大の関心事は二日間にわたる文化祭で、生徒会による運営が見ものである。弁論大会、合唱コンクール、のど自慢、変わったところでは食堂喫茶の開設、各教室の飾りつけ、作品展示即売会など、すばらしい催しである。

 

宿泊訓練、キャンドルサービス

宿泊訓練、キャンドルサービス

 

文化祭、フィナーレ

文化祭、フィナーレ

 

フィナーレは、生徒と教師全員によるフォークダンスで、楽しかった二日間の幕がおりる。

とかく知育偏重が取りざたされている昨今、本校では、先輩が新しい感覚で築き上げた伝統に、更に、磨きをかけるべく、力強く対じしている生徒たちを、温かく見守っていきたい。

 

 

 


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