教育福島0022号(1977年(S52)07月)-045page

わが校のほこり

　

福島県立喜多方商業高等学校

　

忍耐

　

カナタイブ授業風景

　

士魂商才二つを兼ねて、大正三年に町立喜多方商業補修学校として創立、大正十一年福島県喜多方商業学校として認可され、本格的に、地域社会の産業後継者育成を目的とした学校として発展してきました。現在は、商業科各学年三学級、事務科各学年二学級の計十五学級の適正規模を誇り、卒業生も七千名を越え、地元はもとより京浜方面でも多数活躍している現状です。

西北仰ぐは霊山飯豊、峻嶺(しゅんれい)磐梯東に望む(校歌)すばらしい自然環境に恵まれたもとで、多感な青春時代を過ごす若者たちは、学習面では、社会的要請と商業教育の体質改善を目ざし、ミニコンピュータによる情報処理教育の積極的な摂取に取り組んでおります。

またクラブ活動はもとより、部活動の中にも生きがいをみいだし、特に歴史と伝統を誇るボート部、輝かしい記録をもつ和文タイプ、カナタイプは本校の最も誇りとするものです。

居は気を移すといわれますが、校舎がきれいで清掃が徹底していることも特徴の一つで-週番活動の励行-このような実践は、学園の美化ばかりでなく、全校生による雄国沼一帯のゴミ拾い運動となってあらわれております。

先輩と、教師と、そして良き友と、教育理念を全人教育におき、個性豊かにして誠実有能な産業人の育成は、このような中ですくすくと育っております。

　

未来のプログラマーをめざして

　

力漕中のクルー