教育福島0023号(1977年(S52)08月)-015page
学者が多く、男女とも就職率は九〇%を超えている。
(二) 産業別就職状況 (表5参照)
全体では製造業と卸売小売業の二部門で七千三百八十三人となり、全体の五九.八%を占めている。これにサービス業を加えると、全体の七〇%を超え、いわばベスト3といえる。
(三) 職務別就職状況 (表6参照)
この統計では、技能生産工程作業者事務、販売の三分野が際立って多く、合計で九千六百三人、全体の七七.八%に達している。前年度から大きく変化したのは、技能生産工程作業者が前年度の三千三人から四千三十二人へと千人以上の増加となったことである。
(四) 地区別就職状況 (表7参照)
全日制では、県内就職者が六千六百四十九人で、男女とも過半数となった(男子五三・五%、女子五四・二%)。このことは、本県職業安定行政における年来の目標値であっただけに、本年度統計において画期的な数値であるといえよう。
このような県内定着率の上昇傾向は石油ショック以後の不況慢性化の中でも徐々に見られたところであるが、その男女間較差、学科別較差が急速に縮まってきている点も見逃がせない。五年前には、男子全体の三分の二が、工業科全体の四分の三が、県外就職者であったことを見ても、この変化の大きさがうかがわれよう。
表1 昭和52年3月公立高等学校卒業生進学状況(実数) (昭和52年4月15日現在)
区分 卒業者数 大学進学者数 大学進学者の内訳 各種学校進学者数 進学者総数 次年度進学希望者(浪人)数 国立1)期 国立2)期 公立 準大学 私立 短期 普通科 男 6,281 2,381 253 377 39 7 1,600 105 365 2,746 1,852 女 8,089 2,822 56 179 11 1 908 1,667 1,318 4,140 426 計 14,370 5,203 309 556 50 8 2,508 1,772 1,683 6,886 2,278 農・水科 男 1,498 64 2 2 - - 33 27 163 227 2 女 327 16 - - - - - 16 40 56 - 計 1,825 80 2 2 - - 33 43 203 283 2 工業科 男 2,934 276 2 6 - - 230 38 138 414 157 女 224 19 - - - - 2 17 9 28 - 計 3,158 295 2 6 - - 232 55 147 442 157 商業科 男 1,344 238 - - - - 196 42 92 330 117 女 1,447 118 - - - - 11 107 82 200 5 計 2,791 356 - - - - 207 149 174 530 122 家庭科 女 1,297 122 - - - - 4 118 135 257 2 理数科 男 155 65 5 18 1 1 38 2 2 67 83 全日制合 男 12,212 3,024 262 403 40 8 2,097 214 760 3,784 2,211 女 11,384 3,097 56 179 11 1 925 1,925 1,584 4,681 433 計 23,596 6,121 318 582 51 9 3,022 2,139 2,344 8,465 2,644 定時制合 男 522 21 - 1 - - 10 10 12 33 - 女 461 22 - - - - - 22 32 54 - 計 983 43 - 1 - - 10 32 44 87 - 通信制合 男 45 3 - - - - 1 2 1 4 - 女 118 4 - - - - 2 2 12 16 - 計 163 7 - - - - 3 4 13 20 -
表2 全日制進学率
(1)男女別 ( )内は前年3月
種別
男女別国立1)期 国立2)期 公立 準大学 私立 短期 計 各種学校 次年度進学希望者(浪人) 男 2.1(2.1) 3.3(3.0) 0.3(0.4) 0(0) 17.2(17.7) 1.8(1.5) 24.8(24.9) 6.2(6.7) 18.1(19.2) 女 0.5(0.4) 1.6(1.9) 0.1(0.2) 0(0) 8.1(8.0) 16.9(16.8) 27.2(27.3) 13.9(13.9) 3.8(5.2) 計 1.3(1.3) 2.5(2.5) 0.2(0.3) 0(0) 12.8(13.0) 9.1(8.9) 25.9(26.1) 9.9(10.2) 11.2(12.4)