教育福島0023号(1977年(S52)08月)-046page

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わが校のほこり

 

福島県立 須賀川養護学校

 

愛は校風とともにこの庭に(校庭南側)

 

愛は校風とともにこの庭に(校庭南側)

 

愛は校風とともにこの庭に(校庭南側)

 

躍動と歓声は明日への健康を(体育学習)

 

躍動と歓声は明日への健康を(体育学習)

 

当校は、須賀川市街より北東に位置する、丘陵の地に立つ独立校舎で、周囲はみごとな松林と池に囲まれ、春ともなれば小鳥が校庭に姿をみせるなど豊かな自然に恵まれている。

本校は、昭和四十八年四月、国立療養所福島病院に設置されていた病弱学級を母体に、県立須賀川養護学校として発足、病弱教育を開始した。昭和四十九年五月、重症心身障害児教育を開始、想像以上に障害は重いがこの子らから学ぶものは大きい。昭和五十一年三月、待望の体育館が完成し、子供たちの明るい声と、のびのびした姿がいっそうめだつようになった。昭和五十一年四月国立郡山病院に設置されていた養護学級が県移管となり、当校分室となった。

本校の児童生徒は長期療養を必要とするため、その大部分が入院している。したがって教育方針・内容については医療と密接な連絡提携のもとに計画し実施している。病状により床上学習を余儀なくされる子もいるが、指導上最も重視していることは、学校教育の充実をとおして、健康の回復改善と心の安定を図り、明るくのびのびとした学習に努めている。特に中学三年生は、高校への進学をひかえて卒業と退院、そして高校への進学ができるよう力を入れている。

 

底ぬけの明るさをはぐくむ(教室学習)

 

底ぬけの明るさをはぐくむ(教室学習)

 

教えはオアシスのごとく(床上学習)

 

教えはオアシスのごとく(床上学習)

 

 

 


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