教育福島0023号(1977年(S52)08月)-045page
わが校のほこり
伊達町立 東小学校
校舎正面
始業前の養護・訓練(かんぷまさつ)
本校は、昭和四十四年伏黒小学校と箱崎小学校の統合によって生まれた学校である。地域は福島市から東北へ十キロ、果樹園を中心とした農村地区であるが最近都市化の傾向がみられるようになってきた。学校は果樹園とそ菜畑に囲まれた、鉄筋三階建て校舎で、幼稚園が併設された中規模枝である。
現在東小では「環境は人を造る」をモットーに地域ぐるみで環境の整備に努めるとともに、「心身ともに健康な子供」を育てるために1)体位・体力を高めるための指導過程の研究、2)主体的に運動する子供づくりを、現職教育の柱として研究に取り組んでいる。
また昭和五十年度の図書館教育研究会を契機に「読書」を学校生活の中に取り入れるくふうをしている。始業前給食後の体けい時を「読書の時間」とし、子供たちがたくさん読書するよう指導している。
養護・訓練の時間を特設した「健康学級」も本校の特色の一つである。
楽しい読書時間
スポーツ公園での体力つくり
日課時間内における養護・訓練として、現在は1)健康観察・訓練(十五分)2)給食・保健指導(三十分)3)訓練・健康観察を実施して、強いからだづくりに努めている。
三百八十名の一人一人の児童に教育目標をわからせること、相互の協力と自主・自律的な活動をとおして、たくましい体力づくりと、情操豊かな人間性、実践力をもつ子供にすることを目指して全職員が努力している。