教育福島0024号(1977年(S52)09月)-047page

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わが校のほこり

 

舘岩村立

 

舘岩村立

舘岩中学校

 

山ふところに抱かれた校舎(後方はスキー場)

 

山ふところに抱かれた校舎(後方はスキー場)

 

ガレージ付きの職員住宅(独身用)

 

ガレージ付きの職員住宅(独身用)

 

本校は福島県の西端南会津郡の西部帝釈(たいしゃく)山・田代山の麓に位置し(標高六百八十三メートル)周囲を山々で囲まれ、南は栃木県と接している。学級数六、生徒数百五十九名の小規模校である。冬の五か月は雪に閉ざされるが、春から秋は小鳥の鳴き声と緑風に抱かれ閑静で勉学にふさわしい環境である。

生徒は明るく純真であるが気力に欠け、物事をよく考え、自主的に活動する態度に弱さがみられた。五十年度より、自主性を定着させることを目途として「自主性を育て、主体的な行動力を身につけさせるためにはどうすればよいか」。を研究主題として設定し、具体的な指導の場として、特別活動を中心に日常指導の強化に努め、行動化への転移を図ってきた。以来、生徒の取り組み方にも意欲があらわれ、活動も活発化し、文化祭・校内球技大会・陸上競技大会・スキー大会等が生徒会を中心に企画運営され充実してきた。

校舎内外の環境整備は、生徒の自主活動として推進され、美化・掲示コンクールなどによって、「よごさない、こわさない、ちらかさない。」の三ない運動は、意識化、行動化されている。

一方、部活動も小規模校ながら、山の子気魄(はく)で活躍、野球では五十年度郡大会優勝、県大会出場以来会津大会の常連出場校となっている。今年度は女子剣道も会津大会に出場し大いに気を吐いた。

地域の協力も積極的で、地域と学校が一体となって能力の開発、学力の充実、豊かな人間性の育成に努めている。

 

体力の向上・サーキットトレーニングコースの難所

 

体力の向上・サーキットトレーニングコースの難所

 

スクールバスや自転車による通学

 

スクールバスや自転車による通学

 

 

 


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