教育福島0029号(1978年(S53)02月)-028page

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◇ 学級指導

(一) 児童生徒の心身の健康・安全や健全な生活態度を育成するために、生徒指導との関連を図り、日常生活に密着した指導を進める。

 

高等学校

 

望ましい集団活動を通して、豊かな充実した学校生活を経験させ、自律的・自主的な生活態度を養うとともに、民主的な社会及び国家の形成者としての必要な資質の基礎を育てる。

 

一、指導計画を検討し、その改善を図る。

 

(一) 学校の全体計画に基づいて、その目標をじゅうぶんに生かした学年、ホームルーム等の指導計画の立案に努める。

(二) 生徒の興味・関心及び地域社会の実態等に即して、指導内容の精選・充実を図る。

(三) 指導計画の作成に当たっては、生徒の自主的.実践的活動を尊重し、これを伸長するよう配慮する。

 

二、各内容ごとの重点

 

(一) ホームルーム

(1) 活動時間の確保を図り、四つの指導内容をもうらし、生徒活動の基礎的な役割を果たすとともに、固有の生徒の活動が行われるように配慮する。

(2) 生徒のホームルーム運営委員会の活用など自主的・自律的運営に努める。

(3) ホームルームの個々の生徒についての理解に必要な資料を収集し適切な指導を行うよう努める。

(二) 生徒会活動

(1) 三つの活動内容の調和を図り、教師の適切な指導のもとに、生徒が自発的・自治的な活動を展開し得るように努める。

(2) 生徒総会、各種委員会の諸活動が、ホームルーム活動と有機的に関連をもつようにくふうする。

(3) 生徒会の運営が活発かつ民主的に行われるよう、平素からの指導にじゅうぶん配慮する。

(三) クラブ活動

(1) 活動時間の確保を図り、超学年編制で共通の興味や関心をもつ生徒の集団で活動を進める。

(2) 各時間の「活動のめあて」を明確にし、実施後、活動全体に対する分析的評価を行うよう改善に努める。

(四) 学校行事

(1) 学校行事は、その教育的意義をじゅうぶん生かして、それぞれの内容の特質に応じて適切に定める。

(2) 特に、修学旅行の計画.実施に当たっては、各校の教育目標に即して、教育的見地から行う。

(3) 勤労意欲や集団意識を育てるように努める。

 

職業に関する各教科・科目

 

農業

 

農業教育の本質は、有機的生命体を生産する人間の育成であることを踏まえ、実践的・体験的な農業学習の中から勤労の喜び、成就達成の喜びを通して、人間性を豊かに育てる教育的価値を常に究めなければならない。

特に、高等学校農業教育に対して、新たな期待と要請が生まれておる今日学習意欲を高め、問題解決能力を育て実践力を培わせるための教育内容と教育方法の改善を積極的に導入し、指導の効果を図るため、次のことについて具体的に実践研究する。

 

一、農業教育において基礎的な技術と経営能力を育成するため、教育内容及び指導方法の改善を図る。

 

(一) 基本的事項の指導徹底

基礎的・基本的事項をいっそう重視する方向で、内容の構成、指導法について改善を図るよう努力する。

(二) 実験.実習等の体験的学習の重視

(1) 実験・実習による指導内容を充実し改善する。

(2) 体験主体のプロジェクト学習法を積極的に導入し、学習意欲を高めるとともに実践力を培う。

(三) 学校農場の編成と改善充実

学校農場は、農業に関する基礎的な知識・技術を習得する実験・実習の場であり、農業自営者に必要な経営能力を体得する場として、その性格や機能を明確にし、実験.実習の指導を重視する教育の場に編成し改善に努める。

(四) 学校農業クラブ活動の充実強化

学校農業クラブ活動は、農業教育の成果を高める効果的な活動であり、農業教育活動の中核である。

この活動を通して、生徒の自発学習を喚起させ、農業教育を推進させる原動力として、指導を強化する。

 

二、教員の指導力の向上を図る。

 

(一) 校内における授業研究、教材研究等の相互研修を組織的に進める。

(二) 技術の進歩発展に対応するため、研修等に計画的、積極的に参加する。

 

水産

 

水産業が、人類に動物性たんぱく食糧を供給する重大な使命を有することをは握させるルにともに、二百カイリ問題等

 

 

 


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