教育福島0032号(1978年(S53)07月)-048page
53全国高校総合体育大会を成功させよう!!
教育相談の御案内
福島県教育センター
幼児・児童・生徒のいろいろな問題について、臨床心理学や医学面からの相談助言.矯正指導を行っています。次の1・2について、相談を希望されるかたは、下記に申し込んで下さい。
〒960-01 福島市瀬上町字五月町16 福島県教育センター教育相談部
TEL(0245)53-3141(内線27〜28)
1. 相談内容は次のようになっております。
(イ) 知能や学業に関すること。
(ロ) 性格や行動に関すること。
(ハ) 進路や適性に関すること。
(二) 身体や神経に関すること。
(ホ) 子供の教育一般に関すること。
2. 相談の申し込み方法
相談の申し込みは予約制となっております。相談したい内容を、電話あるいは書信で申し出て、面接日の指定をうけて下さい。
○ 昭和52年度の相談延べ件数は、下表のとおりです。
区分 幼児 小 中 高 一般 教員 計 件数 242 306 244 128 10 132 1,062
3. 登校拒否について
○ 登校拒否児童・生徒(怠学とは違う)の来談が、増加の傾向にあります。家庭における登校拒否児童.生徒の取り扱いは、次の(1)〜(9)を参考にして下さい。
(1) 特に重症の場合は、登校させるためのしげきをいっさいやめること。
・「ガッコウ」の「ガ」の字も言ってはならない。
・言う前に、一呼吸おいて、登校のしげきにつながるかどうか、考え直してみる。
(2) 子供の生活いっさいを、子供にまかせること。
・朝は起こさない。
・食事にも誘わない。
・夜の就寝時間も指示しない。
・入浴にも誘わない。
・「散髪しろ」と言わない。
・衣類を着替えるように指示しない。
・「洗たく物を出しなさい」と言わない。
・子供の部屋が散乱していてもだまっている。
・テレビやマンガ本ばかり見ていても注意しない。
(3) 子供への奉仕は、食事・洗たくのみにとどめること。
(4) 暴力に対しては「忍」の一字を守ること。
(5) 怠惰な状態のときでも、じっとがまんして待つこと。
(6) 良いことや、きまりが守られたときは、感情をこめて、ほめること。
(7) 小づかいや品物は日をきめて与え、せがまれても、子供のいいなりに与えないこと。
(8) 友達と学校をぬきにした遊びが最良の薬と考え、友達とよく遊ばせること。
(9) 学校との連絡をたやさないようにすること。(子供のいる前で学校へ電話をかけないこと)
○ 重症にならないうちに、教育センターの方に相談して下さい。
未来をひらく県民のための生がい教育