教育福島0035号(1978年(S53)10月)-047page
わが校のほこり
いわき市立
小名浜第一小学校
高台に建つ校舎の一部
先生もいっしょ緒に「午後の活動」
国際港 小名浜を眼下に見おろす小高い丘に、児童数千三百人を数える本校がどっしりと建っている。
きらめく太陽の子のように、強くたくましく、という目標をめざして五か年間にわたり「一人一人の能力が極限まで出しきれる」指導法の研究を推進してきた。特に陸上運動、器械運動を中心に、段階的系統的学習の推進を図る指導法を全職員が一丸となって徹底的に追求した。授業に、季節に応じて計画された業間体育に、子供たちの汗がとび散り、小さな体が激しく躍動する。
その成果が認められ、五十二年度には全国保健体育優良校として、文部大臣賞を受賞した。
今年度も、それを基幹にすえながら更に子供との「心のふれ合い」を加味し、新学習指導要領の趣旨を生かして充実した活動ができるようにした。綿密な計画案により、全職員が子供といっしょに汗まみれになりながら、表現活動に、ゲームにと、多彩なプログラムに取り組んでいる。
「子ども銀行」の預金風景
児童会活動、生徒指導にもそれらはいきいきと生かされ、「潮香子ども銀行」が五十一年度に大蔵大臣賞に輝き多くの問題を抱えている環境にもかかわらず大きな事故も出ていないことはたいへんうれしいことである。
業間体育の「手足のぼり」
「継続は力である」を合いことばに、先輩の残したよき伝統を更に向上させるよう総力を結集して「一人一人の子供」のためにまい進していきたい。