教育福島0038号(1979年(S54)01月)-018page

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(2) アンケート調査による検討

1) 学習資料、計画表について、生徒のほとんどが「予習・復習に」「授業・家庭学習に」役立ったと答えている。

2) 自己評価は、「良かった」「必要だ」と肯定したものが五十パーセント以上いるのに対し、否定的なものはきわめて少ない。

3) グループ活動の編成上の不備は見られず、人間関係を重視した意図が達せられた。

(3)生徒の感想からの検討

教師の手だてが、生徒に有効であったと、考えられる感想が多く見られ、今後の実践に自信をもつことができた。

(4) 日常観察からの検討

1) 生徒は、準備して授業に望む態度がでてきた。

2) 話し合いが上手になり、リーダー・フォロアーの意識が高まり、互いに協力して、なんとかまとめようとするふんい気が感じられる。

3) ノートをくふうして使う生徒が多く見られ、後で役立つノートづくりに意欲的であった。更に板書された以外のことまで、メモしようとする傾向が強まった。

 

◇講評◇

 

(1) 意欲・態度の育成に着目し、研究を推進したことは、現場でこの種の研究に、切りこみにくいテーマだけに、すばらしい研究実践である。

(2) 毎時の指導案に、自己評価・相互評価を明確に位置づけ、資料の収集・分析がなされている。更に、日常観察・アンケート調査・診断テストなど、ぼう大な資料の累加に敬意を表したい。

(3) 理論的な研究を深め、目標と自己評価との結びつきを深めてほしい。

 

資料3 指導過程

 

 

 

 

 


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