教育福島0040号(1979年(S54)04月)-038page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

告知板

福島県教育委員会

 

四月定例教育委員会を開催

 

昭和五十四年度四月の定例教育委員会は、四月十三日に開催された。

内容

■議案

第一号 福島県高等学校定時制課程及び通信制課程修学資金貸与条例施行規則の一部改正について。

■教育長報告事項

第一号 市町村教育委員会教育長の任命承認について。

第二号 教育庁事務職員等の退職勧奨状況について。

第三号 公立小・中・養護学校教職員の退職勧奨状況について。

第四号 県立学校教職員の退職勧奨状況について。

第五号 昭和五十四年度福島県婦人教育指導員の委嘱について。

 

教育長記者発表-54高校入試

 

農業・水産学科に推薦入学を導入

 

本年度最初の教育長記者発表は、四月十七日教育委員室で行われた。まず競争率関係では、全日制定員二万五千二百十一名のうち推薦合格者数二百二十七名と欠席者数五百二十二名を差し引くと実受験者数は二万五千九百九十五名で実質一・〇四倍(昨年一・〇六倍)、定時制は、定員八百二十名に対し、三百名の受験で〇・三七倍(昨年定員八百六十名、〇・三倍)。推薦選抜は、定員四百名に対し、三百九十三名の志願者があり、〇・九八倍であった。このことから、高校進学率は、私学分を含め、およそ九十一パーセントを越すものと考えられる。

次に、成績面をみると、二百五十点満点中、合格者平均点は百五十三・二点の高得点で、これは昨年比七・三点のアップとなった。このことは、中学校進路指導の徹底と、入試問題が中学校で学習した基本・基礎的内容に力点がおかれ、質量ともに適切であったところに原因を求めることができよう。満点得点者は、県下で一名、各教科別の平均点は、五十点満点中、国語三十三・六点、社会三十一・五点、数学二十六・一点、理科三十二・二点、英語三十一・二点であった。このように、全体的には高得点者が増え、低得点者が減ったことが特徴的だが、各間正答率の分析結果をみると、基本・基礎的事項の知識や理解度は高いが、応用力や科学的思考を要求される問題に対しては、各教科共通して得点が低く、これは、受験者の論理的分析力と表現力が弱い傾向にあることを意味するものである。

 

教育委員会風景

 

教育委員会風景

 

五十四年栄えある春の叙勲者

 

○学校教育関係

◇勲四等瑞宝章

押切良純(元安達高等学校長)

郡山市鶴見坦二丁目二〇の七

◇勲五等瑞宝章

添田亥之吉(元白河中央中学校長)

東京都墨田区両国一丁目五番五号

◇勲四等瑞宝章

松崎友文(元平商業高等学校長)

相模原市相武台二丁目二三の四

◇勲五等双光旭日章

相田義男(現福島女子短大教授)

会津若松市城西町三番十七号

◇勲四等旭日小綬章

塚越弘平(元内郷高等学校長)

いわき市内郷御廐町下宿七四の三

◇勲五等双光旭日章

竹岡伝(元勿来市教委教育長)

いわき市錦町鳥居西七四番地の三

◇勲四等旭日小綬章

田中平作(元会津高等学校長)

会津若松市南町字若葉町六七五の二

◇勲五等双光旭日章

鈴木五郎(元白河中央中学校長)

白河市字立石一六六番地の二

◇勲五等双光旭日章

渡辺修(元安達町教委教育長)

二本松市松岡六十七番地

○保健体育関係

◇勲五等瑞宝章

車田利雄(現塙町立塙小学校校医)

東白川郡塙町大字塙字本町三三

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。