教育福島0040号(1979年(S54)04月)-042page
わが校を語る
塙町立
塙中学校
本校は、昭和四十一年より四十七年にかけて町内五つの中学校を統合し、鉄筋三階建ての白亜の殿堂を建設、町のシンボルとなっている。
生徒は町内六つの小学校より入学し通学範囲も広域にまたがり、約三分の一の生徒が五台のスクールバスで通学している。昭和五十一年度には、学校教育目標の改訂にとりくみ、1)心もからだも健康な生徒 2)すすんで学び工夫して生活する生徒 3)きまりと責任を重んずる生徒、の三つの学校教育目標をかかげ、その具現化に努めている。
特に自主的自発的な活動を助長し、クラブ活動のいっそうの充実を図った。科学クラブでは貝化石・コンニャク。カナツボ石、そして現在は生活排水の調査と、計画的に継続研究がなされている。コンニャクの研究では、日本学生科学賞中央審査一等賞を受賞。カナツボ石の研究では、日本学生科学賞中央審査全日本科学教育振興委員会賞を受賞。五十三年十月には、生活排水の調査で五度目の日本学生科学賞県審査最優秀賞を受賞している。
昭和五十三年四月、日本学校安全会より「学校安全研究校」の指定を受け「生徒活動をとおした安全指導の進め方」をテーマに、二年次の研究計画・研究組織に基づき、学級指導等で習得した安全意識を日常生活の中に、どのようにとり入れ実践していくべきか、を課題とし、生徒活動を中心として、その推進にとりくんでいる。
通用門より校舎をのぞむ
スクールバス乗車風景
交通道徳の高揚
科学クラブによる生活排水調査