教育福島0041号(1979年(S54)06月)-047page
わが校を語る
福島県立
福島北高等学校
本校は戦後創設され、五回校名を変え、所在地も転々とした。五年前、福島北高校として、現在地に新校舎が建設され、四季を通じて美しい自然環境の中に、広大な敷地とすばらしい施設を完備した堂々たる高校に発展した。普通科、男女共学の三十学級である。
昭和五十二年度から、文部省の体力づくり研究推進校の推定をうけ、目下、全校生が「自己の能力を知り生活化させる体力づくり」をテーマに、起伏に富んだ周辺の地形を活用して、学年ごと、男女別、クラブ単位に、思い思いの持久走コースの走破に挑戦している。完成年度の本年度は、業間体操の実施も計画中である。
一方、視聴覚教育にも重点がおかれ、昭和五十一年に完成した視聴覚教室は、機器が整備され、各教科の授業はもちろん、放課後の部活動の学習会にも利用されて、豊かな情操をはぐくむのに大いに役立っている。
期するところは、学力と部活動をともに向上させ、その充実を図ることである。年ごとに、学習面においてもその成果が実り、大学進学も、かなりの成果を収め、部活動においても誇るに足る実績を残している。とりわけ、陸上競技部が本年度の県大会で優勝をかざった。
しかし、歴史の若い学校は、草創期を切りぬけても、安定したわけではない。北高生、一人一人が目標と自信を持って、力強く歩んでいくところに、本校の未来があり、その中にこそ北高の誇りがある。
前庭と正面玄関
英語の授業も楽しく(視聴覚教室)
必修クラブも真剣に(空手クラブ)
放課後の部活動風景