教育福島0042号(1979年(S54)07月)-047page
わが校を語る
大熊町立大熊中学校
双葉郡のほぼ中央に位置する本校は昭和五十年に大野中・熊町中の両校を実質統合した。在籍生健数三百余名の歴史の新しい統合中学校である。校舎は大熊町の町並みを一望に見渡せる高台に建築された鉄筋二棟である。
松林に囲まれた校他、正門から玄関まで二百メートルも続く銀杏並木、校舎周辺に植込まれた数々の樹木の緑など落着いたたたずまいは県内有数の環境であろう。施設設備も充実しており、さらに本年度はLL教室などの完成も見込まれている。
本校は統合以来、知徳体の調和のとれた人間育成をめざし、全職員一丸となって鋭意努力を重ねているところである。特に昨年度は文部省指定「体力づくり推進校」として過去三か年の研究成果を公開したが、サーキットトレ五分間走・なわとび・軽スポーツなど多彩な活動を通しての体位体力の向上はめざましいものがあり、「学校体育優良校」全国表彰の栄にも浴した。本年度も引続き体力づくりにいそしんでおり、全員参加の部活動と相まってその成果が期待さ紅ている。
本校は、学習と運動の両立を合言葉に、基礎学力の両三、家庭学習の充実などにも精力的に取組んでおり、その結果、着実に学習面での変容がみら君る。
体力の増強、学力の向上を一体のものとしてねらい、師弟ともども、いっそうはげんでいきたい。
中体連大会優勝旗の数々
サーキットットレーニングのひとこま
早朝の吹奏楽練習風景
昼休みの全員レクリエーション