教育福島0042号(1979年(S54)07月)-046page
わが校を語る
舘岩村立上郷小学校
本校は、七十三名の児童と十名の教職員が、心のふれ合いをたいせつに、人間性豊かな児童の育成を目指して節弟同行で励んでいる。
本校の児童は、豊かな自然環境の中で、すなおにのびのびと成長しているが、反面、ともすると学習意欲や競争心、社会性、忍耐力などに劣るきらいもみられるので、これらを克服するために全校で次の取り組みを続けている。
一、業間に全校マラソンの実施全学年三分間完走を巨指してスタートしたが、さらに学年ごと完走、千メートル完走へと発展させ、体力の増強とたくましい忍耐力の養成に努めている。
二、楽しいランチルームの運営
全児童が一堂に会食する機会をとらえ、食事指導や当番活動と合わせ、児童と教師の一分間スピーチや誕生パーティーを取り入れ、発表訓練の場とするとともに楽しいふれ合いの場としている。
三、学校実習田や畑の活用
生産的勤労意欲を高め、協同・協調の精神を養うために、全校児童で米、とうもろこし、かぼちゃ、じゃがいも、いちごなどを栽培し、毎年秋の収穫祭を全校児童が楽しみにしている。
四、ゆとりの時間の活用
真剣な教科学習とともに土曜三校時を児童活動の時間とし、郷土の自然や文化に親しむ活動、創造活動等教師と児童の発想を基盤として活動している。児童は土曜日を楽しみに待っている。
緑にはえる新校舎
ランチルームでの楽しい給食
一人の落後者もいない三分間マラソン
実習灘での宙植えも楽しく