教育福島0043号(1979年(S54)08月)-043page

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ると図2に示すとおりである。

これによると、教育費総額では小学校で四十三年度に百六十億円支出され五十三年度には六百七十三億円となり十年間に四・二倍となった。また中学校では四十三年度に九十五億円支出され、五十三年度に二百九十四億円となり、四・一倍、全日制高等学校では四十三年度に七十億円支出され、五十三年度に二百九十億円となり、四・一倍の増加となった。

図に示すように、学校教育費総額では各学校種別ともほぼ同じような上昇傾向を示しているが、消費的支出と資本的支出について各学校種別間で年次推移の比較をしてみると差異がみられる。

まず、消費的支出についてみると、上昇の最も高いのは中学校で十年間で四・三倍、ついで小学校で四・三倍、全日制高等学校が最も低く三・九倍の上昇となっている。つぎに、資本的支出についてみると、中学校の伸びが目だっており、十年間で五・四倍の伸びを示した。つぎが小学校で三・六倍の伸びを示したが、四十七年度から四十八年度と四十九年度から五十年度にかけての伸びが低下している。また、全日制高等学校では、四十八年度まで上昇を続けたが、その後五十一年度まで下降し、五十二年度に再び上昇した。十年間で二・三倍の伸びを示したが、小・中学校にくらべ資本的支出の伸びは見られず、五十二年度に若干の伸びを示した程度である。

 

図2 学校種類別にみた学校教育費総額と消費的支出及び資本的支出の推移

 

 

 

 


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