教育福島0047号(1979年(S54)12月)-051page

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わが校を語る

県立

 

県立

耶麻農業高等学校

 

本校は、会津盆地の西北部、北は飯豊山塊に移行し、南に会津全域の水を集めた阿賀川を望む山都町に戦後創設された。

以来、豪雪農山村における産業発展のにない手として二千余名の卒業生を送りだしてきた。

七学級、生徒数百八十二名の小規模校であるが家庭的なふんい気のなかで農業科、家政科ともに、充実した施設設備を活用した体験学習をとおしての人間教育をめざし、全職員一体となって努力している。

千咲農場は十一ヘクタールの耕地を有し、大型機械、マイクロバスを駆使して運営され、家庭科目学習のための特別教室も完備している。

基礎学力の向上、とりわけ言語教育を重視して八年前から全生徒に年間十数回手製の漢字テストを課し、文字をとおして知る喜びや表現する喜びが体験できるよう配慮している。

年一回行われる恒例の全校マラソン大会をはじめ、全員参加の部活動も活発で、女子ボート部のもつ国体三連勝の伝統の火を消すまいと各部ともはりきっている。

かつて「高校のある町では日本一小さな町・小さな学校で大きな活動をした。」といわれた歴史を再び創造する質的なたかまりを求めることが、きびしい農業や、農業教育をとりまく情勢のなかでは、今後の大きな課題となろう。

 

環境に恵まれた校舎

環境に恵まれた校舎

 

真剣な農業機械実習

真剣な農業機械実習

 

伝統あるボート部

伝統あるボート部

 

マラソン大会−スタート−

マラソン大会−スタート−

 

 

 


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