教育福島0048号(1980年(S55)01月)-005page

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巻頭言

 

ごあいさつ

 

福島県知事 松平 勇雄

 

福島県知事 松平 勇雄

 

あけましておめでとうございます。年頭にあたり一言ごあいさつを申し上げます。

私は、昭和51年に知事就任以来、清潔な県政、調和のとれた活力のある県政を基本姿勢として県政運営に努力してまいりましたが、皆様の御理解と御協力により、県勢が着実に伸展をみておりますことは誠に御同慶にたえません。

1980年代は地方の時代といわれておりますが、この幕開けにふさわしく、本県ではすでに東北自動車道が開通し、また、東北新幹線の建設も急ピッチで工事が進められているほか、東北横断自動車道、常磐自動車道の建設促進など新しい交通体系が整備されつつあり、前途に一層の発展が期待されます。

昭和60年を目標とする「福島県長期総合計画」も実施に移してから3年目を迎えておりますが、私はこのような情勢をふまえながら新たな発展を期するため、積極的に県政に取り組み、諸情勢の変化に的確に対応し、かつ県民の皆様から信頼される県政を目指して、より一層の努力をしてまいります。

まず、未来を担う青少年育成のため学校教育を充実するほか、家庭・社会教育の推進を図ってまいります。

また、昨年に引きつづき文化行政の推進、産業の振興、社会福祉の向上、社会資本の充実などにも力を入れ、さらに、県民の皆様の健康・体力づくり、定住圏構想の促進など、新しい角度からの施策も展開し、全体的に調和のとれたしかも活力のある県勢の伸展に努めてまいる考えでありますので、より一層の御理解と御協力をお願いする次第であります。

皆様の御健康と御多幸を心からお祈り申し上げ新年のごあいさつといたします。

 

 

 


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