教育福島0049号(1980年(S55)02月)-036page
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高等学校
望ましい集団活動を通して、豊かな充実した学校生活を経験させ、自律的・自主的な生活態度を養うとともに、民主的な社会及び国家の形成者としての必要な資質の基礎を育てる。
一、指導計画に検討を加え、その改善を図る。
(一) 学校の全体計画に基づいて、その目標を十分生かした学年、ホームルーム等の指導計画の立案に努める。
(二) 生徒の興味・関心及び地域社会の実態等に即して、指導内容の精選・充実を図る。
(三) 指導計画の作成に当たっては、生徒の自主的・実践的活動を尊重し、これを伸長するよう配慮する。
(四) 学校の実態に即し、勤労にかかわる体験的な学習を盛り込み、望ましい勤労観や職業観の育成に努める。
二、各内容ごとの重点
(一) ホームルーム
(1) 活動時間の確保を図り、四つの指導内容をもうらし、生徒活動の基礎的な役割を果たすとともに、固有の生徒の活動が行われるように配慮する。
(2) 生徒のホームルーム運営委員会の活用など、自主的・自律的運営に努める。
(3) ホームルームの個々の生徒についての理解に必要な資料を収集し適切な指導を行うよう努める。
(二) 生徒会活動
(1) 三つの活動内容の調和を図り、教師の適切な指導のもとに、生徒が自発的・自治的な活動を展開し得るように努める。
(2) 生徒総会、各種委員会の諸活動が、ホームルーム活動と有機的に関連をもつように工夫する。
(3) 生徒会の運営が活発かつ民主的に行われるよう、平素からの指導に十分配慮する。
(三) クラブ活動
(1) 活動時間の確保を図り、超学年編制で共通の興味や関心をもつ生徒の集団で活動を進める。
(2) 各単位時間の「活動のめあて」を明確にし、また実施後は活動全体に対する分析的評価を行うよう努める。
(四) 学校行事
(1) 学校行事は、その教育的意義を十分生かして、それぞれの内容の特質に応じて適切に行われるように努める。
(2) 特に修学旅行の計画・実施に当たっては、各校の教育目標に即して、教育的見地から行う。
(3) 勤労意欲や連帯感が育成されるよう配慮する。
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▲磯部中と相馬市立養護の交流風景
▼学級会(近津小)
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