教育福島0050号(1980年(S55)04月)-043page

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ぼくの学校わたしの学校

 

安達郡東和町立東和中学校

 

町のシンボルわが校舎

 

町のシンボルわが校舎

 

新装なった体育館で

 

新装なった体育館で

 

三年

村上俊広

 

ぼくたちの学校は、昭和五十二年四月に、太田、木幡、針道、戸沢の四つの学校を統合して、新しく誕生した中学校です。鉄筋三階建ての白亜の校舎は、町のシンボルになっています。

この校舎で、四つの中学校の友達と一緒になって学習できたのは、昨年の四月からで、今年で二年目を迎えたばかりの若い学校です。

ぼくたちは町内七つの小学校より入学し、通学範囲も広いので五十六パーセントの友達は二台のスクールバスで通学しています。

阿武隈の山脈に囲まれ広々とした敷地、そして高台にあるため校舎の屋上からは、町内はもちろんのこと、遠く安達太良、吾妻の山々が眺められ、環境がすこぶるよいところです。

それに設備がよく整っています。各教室にはカラーテレビがあり、テレビスタジオから、部活動の紹介、生徒会の活動状況、NHK放送の録画の放映ができます。また、視聴覚教室には、映写機(八ミリ、十六ミリ)アナライザー、カラー教材提示装置があって理科、数学の時間に利用して学習に励んでいます。運動施設では一周四百メートルのトラック、バスケット二面とれる屋内運動場、それに五十メートルプールが昨年秋完成し、今年の夏が楽しみに待たれます。これらの施設を利用して、学習に、運動に、ぼくたちは一生懸命がんばっています。

ぼくが、朝夕口ずさんでいる大好きな校歌の一節を紹介します。

よろこび悩み わかちあい

ゆたかな希望 語りあい

学びの庭に 肩を組め

このように友情の輪を大きく、強くしようと努力しています。

ぼくは、この素晴らしい環境の中で自主性に富んだ、優れた素質と能力とを持ち、豊かな人間性、社会性を身につけた、健康で、たくましい人間になるよう努力しています。

そして、ぼくたちの手で、この若い学校によい校風とよい伝統をつくりだすため、生徒会活動を中心にがんばっています。一人一人が目標を持ち団結すれば、すばらしい学校になると信じています。

 

 

 

 

 


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