教育福島0050号(1980年(S55)04月)-047page

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県指定重要無形民俗文化財

伊佐須美神社の田植神事

 

伊佐須美神社の田植神事は、毎年七月十一日、十二日に行われる。特色は獅子頭を持つ獅子追が、御正作田を清めること、神幸の際、田植人形や催馬楽が供奉してゆき、催馬楽のうたわれる中で、早乙女によって田植が行われることなどである。

同神社は延喜式内の奥州二の宮と称せられる古社で、伊勢の朝田植、熱田の夕田植とともに、高田の昼田植として著名である。

会津の稲作は早くよりひらけ、東北の田植祭の多くは予祝型であるのに対して、暖国型の田植祭の範囲に属する。神事の中でも、催馬楽をはじめ獅子追や田植人形などの古い要素を残している価値の高い神事である。

 

保護団体 伊佐須美神社 所在地 大沼郡会津高田町営林甲4377

 

保護団体 伊佐須美神社 所在地 大沼郡会津高田町営林甲4377

 

あとがき

 

○四月四日は、小学校の入学式。

街角に黄色い帽子、真新しいランドセルの小さな波が目につく。

 

○今年県下で一年生になった児童の数は、三万三千八十三人(公立)。

これら可憐な笑顔をいつまでも失わせずにおきたいと思う。

三三〇八三--「ミナサンハヤミだ」や「ミナサンハハミだしだ」などとならぬようにと願う。

 

○本誌も今年度で六年目を迎える。

昭和五十年に、従来あったいくつかの機関誌広報誌を合併し「教育福島」を創刊して以来、記念すべき五十号の発刊をみることになった。

 

○読者諸氏の血となり、肉となる内容をめざして…。

乞う、御協力。(ひ)

 

 

 


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