教育福島0051号(1980年(S55)06月)-045page
改善され、現在は三年次計画でサブテーマを設け、会員にもなじみの活動となり、着実な成果をあげてきている。
昨年度の懇談会には、話のきっかけを提示するため事前に会員の声と子供の声を集約し、問題解決のために親は何をすればよいか、学校(教師)の援助すべきことは何かなど話し合い、内容的にも深めることができた。
今年度は最終年度でもあるので、更に充実した学習活動を展開すべく、学年、方部の二本立てで話し合いを深めていく計画をしている。
◎家庭における学習について
★家庭学習時間の計画
家庭学習の時間を決めている割合
□親の応答
■子供の応答
(2)情報伝達をねらった広報活動
年四回、活版印刷による「醸芳通信」をテーマを決めて発行している。広報委員がそれぞれ分担して原稿依頼、執筆、編集に当たり、PTA機関紙としての性格を明確にうちだしている。
更に、活動の状況を全会員に伝達するために年間十数回にわたって「速報」を発行しており、都合があって会合に出席できなかった会員からも好評を受けている。
(3)スポーツ行事を通した会員親睦
保健体育委員会によるスポーツ行事も年ごとに充実され、親善球技大会も学級対抗戦とし、十八学級の会員が、ソフトとバレーに参加し親睦を深めるのに効果を発揮している。更に今年度は、親子の対話をとり入れて、オリエンテーリング実施を計画している。
★勉強させる時の親の指導
項目・学年 低学年 中学年 高学年 勉強中わからない時よく相談にのってやる親 約70% 約50% 約40% 指導助言のしかたで学習の手順や方法を教えている親 約25% 40〜50% 50〜60%
(4)児童の校外生活指導
校外補導委員会を中核として、日常の事故防止と子供会育成を主眼に活動をしている。通学路や遊び場の安全点検、登校班の指導を定期的に実施し交通安全教室も方部単位で実施し、地城に密着した活動で成果をあげている。
更に、夜間の街頭指導、自転車の整備点検、冬季間の自転車乗り自粛など、校外における安全な生活を確保するために力を注いでいる。今後は、会員が「いつでも、どこでも、愛の一声を」をスローガンに児童の健全育成にむけて地道な行動をおしすすあようとしている。
◎家庭での仕事(手伝い)について
★仕事の役割分担
仕事の分担を決定するにあたって
●家族で話し合って決定(40〜60%)
●母親が中心になって決定(40〜50%)
三、方部会活動の充美
本会の組織に準じて、十八の方部単位に、いわゆるミニPTAを組織しているのも特徴的である。学年PTAを横の糸とすれば、方部は縦の糸で、親と子が真に一体となって活動する母体が方部会である。
夏休み中の親子レクの中でテーマ学習をし、じっくり親子で話し合うこともできる。子供に計画をたてさせて行うレク、廃品回収を子供らの活動を中心にして行うことなど、テーマに添った実際行動を展開していけるのも方部会の利点である。
苦労がみのった広報紙
★子供の仕事(手伝い)ぶり
項目・学年 1 2 3 4 5 6 1、責任をもってやる 33% 32% 41% 37% 41% 43% 2、よろこんでやる 27 22 29 40 26 26 ※学校で掃除当番をなまけたいと思っている / 47 73 71 58 69 ※は学校の実態調査から
◎あそびについて
項目・学年 1 2 3 4 5 6 1、あそびに熱中する子供 90% 86% 78% 76% 71% 71% 2、あそびすぎる子供 46 40 42 46 26 31 3、親子で時にはあそぶ 86 79 72 69 78 61