教育福島0051号(1980年(S55)06月)-047page

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ぼくの学校わたしの学校

田島町立檜沢中学校

 

熱気あふれて

 

プールと校舎

 

プールと校舎

 

三年

 

三年

大桃美紀

私たちの学校檜沢中学校は、生徒数百十六人、先生十一人の小さな学校です。

でも、ここで学ぶ私たちは心も夢も大きく持っている明るい生徒ばかりです。どの教室でも明るい笑い声が絶えません。また、一年から三年まで全員が仲のよい友達です。

新入生も明るい生徒ばかりで、これからも楽しい中学校生活が続きそうです。

クラブや部活動の時など、全員の緊張の中にも、うちとけあった心の結びつきを強く感じます。昨年も、駅伝大会、書写コンクールなどで成果をあげましたが、特に剣道部の活躍がめざましく郡大会で優勝しました。

二年前にできた鉄筋三階建ての新校舎を汚さないばかりでなく、それにふさわしい生徒になろうと、みんなで力を合わせて努力しています。

校舎をつつむ桜、西側の広い校庭、整備されていく前庭、東側の広い池と多数の鯉、この鯉はえさを与える時に、大きな口をあけて指を吸ってくれ、とても人なつっこい鯉です。

また、裏山には、三年前にスキー場がつくられ、冬は、町民大会や町内小中学校のスキー大会にも利用されています。私たちの腕も少しずつ上がっています。こんなすばらしい環境の中で生活している私たちは、とても幸せだと思います。

プールもあります。夏休みは喚声が絶えません。花壇も生徒会の環境整備部を中心に計画的に季節の花を私たちに見せてくれます。

私たちが一番素直になれ、心が安らぐのも学校です。友達にも、なんの抵抗もなく悩みを話すことができます。信じ合う大切さを教えてくれたのも友達です。わたしは学校へ来るのが楽しくてなりません。恵まれた環境ばかりでなく、楽しい学校、明るい学校だからです。

朝学校へ来ると、自然に「おはよう」という声が、そこここから聞こえてきます。そんな明るさいっぱいの学校です。

私は、この檜沢中学校三年間の生活をいつまでも忘れることはないでしょう。また、よい思い出をしっかりと心にとめて卒業したいと思います。

 

 

 

 

 


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